5.0
長すぎた10年間
主人公ネバエから、花嫁探しに訪れたヨアヒム12世陛下への運命をかけた逆プロポーズで始まる
望まれず生まれ父親に疎まれ、早々に婚約者の公爵家に送り出されるがそこにも居場所はなかった
婚約者バレル・ユスターシュは完璧な男として名高いがネバエに対してはとても冷淡な態度を取り続けた 社交会でものけ者扱いされ傷つけられたがネバエは10年間もバレルを心から愛して献身を捧げていた しかしバレルを慕う令嬢から繰り返される嫌がらせや何よりもバレル本人が他人ばかりに気を使うのにネバエの事は無視してくる
とうとう婚約破棄を決意し、ユスターシュ家を出て実家に身を寄せるが、もとよりネバエのいる場所ではなかった
自分に対してすこしも優しくなかった国を離れて切ないほどに新しい安住の地を求めてヨアヒム12世に結婚を嘆願し新たな人生を切り開いていく
後半からは二人の結婚生活やお互いに惹かれあっていく様子 又失って初めて気づくバレルのネバエへの気持ちなどが書かれているようです
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もうこれ以上愛さない