5.0
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「純」がこころを揺さぶる
無駄な線のない作画が上手で、雨の描写さえも場面の空気を感じさせるものがありました。
戦時中を背景とした、某公共放送の朝ドラや民放の木曜夜ドラが話題になっていますが、言動も恋愛も結婚さえも「自由」とはいかない時代。勇吾が十二歳で養子となり見知らぬ土地で過ごした時間の苦しさがしっかりと伝わり、どれだけ「ふき」への思いが募っていたのかが胸を締め付けられるようでした。時代と言ってしまえば「それまで」だけど、いつの時代になっても「純粋な心」を持ち続ける事が大切なのだと感じているのは私だけではないはず。
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大正學生愛妻家