4.0
どこか癖になる
主人公にとにかくイライラが募ります。
ストレスが溜まる気持ちはわかるけどそれを理由にどこか自分の行動を正当化しているようで、それでいてちょっとの出来事であっちへふらふらこっちへふらふら。
その苛つかせる行動や心理描写がとてもリアルに見えて、逆に癖になってしまいます。面白い!
普段不倫ものは嫌いでどの媒体でも避けていたのですが、この作品は禁断の恋!のような感じで不倫を正当化したりせず、薄ら暗い後ろめたい行為、でも抜け出せない泥沼、といった雰囲気で描いているから、主人公に嫌悪感を抱いてもとても楽しく読めます。
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8
骨の髄まで私に尽くせ。