5.0
どちらの作品も
作品の為の調べ物はどんな作者でもするでしょうが、川原先生は長年の専門的な読書から来るのであろう知識と洞察、理解が底辺に常にあるので軽妙な展開ながらも意外性もあって気分が多いに変わる。
今回の作品はどちらも今までとは少しキャラ設定が違っていて、それはそれで楽しかったです。
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21607位 ?
作品の為の調べ物はどんな作者でもするでしょうが、川原先生は長年の専門的な読書から来るのであろう知識と洞察、理解が底辺に常にあるので軽妙な展開ながらも意外性もあって気分が多いに変わる。
今回の作品はどちらも今までとは少しキャラ設定が違っていて、それはそれで楽しかったです。
かれこれ40年近く前に川原先生を知ってから、私の中では唯一無二の存在である。人間関係の構図はややパターン化されているけれど、それが安心を生むともいえる。今作品の個々のキャラクターには時代を反映した個性も描き込まれていて正直、そのアップデートぶりに驚かされた。
かれこれ40年以上前に存在を知ってから度々読みたくなる川原泉先生。当時から教授等と呼ばれていました。ストーリーとキャラクターが絶妙なバランスを保っていて脳の中を覗きたいといつも思う。
発想が先ず面白い。あり得ないのに読み進めていると人間と動物の会話、共生をナチュラルに受け止めている自分に気付く。動物同士のツッコミも知的で楽しい。ずっと読んでいられる。
とにかく二人ともかわいい。カバ丸、初めて手にとった小学生の頃、最初のガサツな感じにすぐ閉じてしまったけど、その後、改めて読んで、思いっきりハマりました。カバ丸の世界って基本、かわいいで成り立っている。「クス」という表現も大好き。
今更ながら、伊賀野カバ丸を手放した事を後悔。こんなかわいいジュニアが産まれたのね。じいちゃんにされた事を舞ちゃんの前でするとは思いたくないけど、じいちゃんもおばあちゃんの前とでは全然違ったものね。にしても、かわいいなぁ。
ゆとり世代のふざけた弁護士のお話かと思いきや、ドライとウェットの兼ね合いが上手く描かれていて、真実だなぁと感じさせる。
タイトルからは想像できない世界観がひろがっていてビックリ。ただ、読了後のホッコリ感が、やはりタイトルのイメージ通りで上手いなぁと思います。暗喩的なエピソードが素敵な作品。
本当に良い作品。難しい事を難しくせずに教えてくれる、大切な事を沢山学べる作品。ドラマもリアルにこの世界観を教えてくれて良かったけど、オリジナルもやはり良い。
この先生は本当に独特の世界観をお持ちでいつも想像を壁の向こう側に連れて行ってくれます。どうなる事やらと思ったけれど、そこらやはりお約束なのだなぁとホッとしました。
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バーナム効果であるあるがある