でも…アンリも 自分の気持ちを 伝えようとしていたみたいなんだけどねぇ? 果たして 婚約者と言うのは…?
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でも…アンリも 自分の気持ちを 伝えようとしていたみたいなんだけどねぇ? 果たして 婚約者と言うのは…?
ね?…みんな あなたを慕っていたのよ そして 生きていて欲しかった、新しい領主様に あなただけは 殺さないで欲しかったと 彼を責めたのよ? 嬉しいね…余計に 残った彼が 可哀想に思えます。あなたとは 違う立場で 十字架を背負って 生きて来たんだわ…ぐしゅ ずびっ !!
さすが !!…もう 既に 分かっていたんだね? それでも 黙って 側に寄り添っていたかったんだ きっと。それは 15年前の終わり方…それが 原因だよね? 哀しい 辛いお別れだったものね。まだ 幼い 淡い 初恋だったんだものね…泣けちゃう!
そうね…あれは まさしく一生分の恋。彼は 前 領主様に近づく為 側付きに入ったけど、そこで 禁断の恋に落ちてしまったの。そして その恋の最後は 彼の命令で 断頭台の露と…消えてしまった 筈なのに って、胸が痛いわね…
もう、ふたりの男性は…背中に 悪寒が走る様な 衝撃を受けたわね。それが どこまでの事かは まだ本人も 理解して無いでしょうけど…じわり じわりと 反芻して解るかな?どっちが 先に…?
トドメを刺す様な セリフでしたね…覚えのある人にしか 分からない呪文の様な言葉。瞳の色のヒアシンス…彼女の心を どうか 溶かしてあげて
カロン…"大きく"成長して居ましたね?そばかすが 無ければ 見知らぬリーダーとなっていたかも…頼もしい♡ そう言えば 何故 長めの お休みを 取られていたのでしょう…
皆 あなたが 心 開いて 話しかけてくれるのを 待っているのね…もうすぐ、後 一歩よね? だと 良いなぁ…
この領地の民は 皆 幸せに暮らしているのでしょうね。他の人の困り事、塞いでしまっている心なんて 放って置けないんですもの…きっと 少し昔までの 抑圧された暮らしを 身に沁みて覚えているから、救ってくれた領主様を 見習って 自分たちも 率先して 動くのでしょう。素晴らしい領地ですね…
何を?…どう 間違ったと言うの? あなたを 館に 迎え入れた事?ん~…
追放された最強聖女は、街でスローライフを送りたい!
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第2話(2)