5.0
中学の2年半いじめを受けていました。
この漫画は、その頃の嫌な記憶と重なるのではないかと思いましたが、最後まで読みました。
途中で過去の記憶を思い出して、涙が溢れて、苦しかった感情が溢れてしまうこともありました。
私はいじめられていることを親に言えなかったです。だから不登校にもなれなかった。
辛かったけれど毎日休まずに通った。
クラスの男子に「早く自◯しろよ」と言われた時、悲しくて初めて担任の先生に伝えたけれど、担任の答えは「また言われたら来なさい」だった。大人に絶望した。
あの頃、「いじめられなくない」、「助けて」って言えばよかった。あれから30年以上経っていても、あの頃の心の傷は消えていない。忘れたつもりになっていたけど、忘れられるわけがない。
でも、あの人たちは覚えてさえいないでしょう。なのに自分だけが過去に囚われているなんてすごく悔しい。最終話の方の『せっかくの自分の人生がもったいない』、この言葉が本当にその通りだなと思います。
記憶は消せないし、あの事はもう解決しないけれど、自分の人生の足かせは自分で外せる。
もっと身軽になってもいいんだなと、今回少し救われた気持ちです。
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いじめ探偵