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    なぜに好評かわからない
        いじめというのがいかに些細なことで起こり「世界を変えて」しまうかはよく描かれている。でもそれだけ。
そんななかで生きてるよね、みんなもわかるよね、こういうことあったよね、と同調を誘うものの、結局、いじめの状況を主人公の恋を盛り上げるための吊り橋として利用しているだけなのでつまらない。
いじめをどう対処するか、そのなかで清々しく振る舞うのはどういうことかということを、主人公を通じて一切提供しないのが逆にすごい。      
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夏目巡のせいで眠れない