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本当の復讐は…
皇后の姉が皇帝の愛人の策略にはまり、家族みな断頭台に消えた前世から、家族を守るため、姉の代わりに皇后となったヒロイン。愛人は嫌がらせをしますが、聡明さで反撃する姿にスカッとします。ヒーローの皇帝は愛人に振り回される最低なクズかと思いきや、次第にヒロインの聡明さを認めるようになり、中盤あたりから、痛ましい過去の心のキズや、愛人との関係は依存性のようなものであることがわかったあたりから、だいぶ変わっていきます。姉も前世の記憶があり、ヒロインを助けていきます。姉妹協力して愛人への復讐が済んでも、姉妹ともに、前世のせいで、自分達には幸福はないものと思っている中で、姉妹それぞれで幸福を掴みとっていくところが、前世に対する真の復讐なのかな、と感じました。
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