5.0
王道と侮るなかれ
無料分だけ読むつもりが気づいたら最終話まで読んでしまいました…
身分違いの恋、すれ違い、それを自然と組み込ませる話作りや世界観、政ごとの情勢など、事細かに組み込まれていました。
同時に進行するストーリーにハラハラしながら、何となく展開は予想できてもどうしてもそうあって欲しくは無いと願わざるをえない心情操作に作者様の手腕を感じました。
出てくるキャラクターも皆魅力的で、彼ら一人一人が必ず何かしらの役割を持っているので、不要なキャラクターがいません。多分。
何度泣いたか分かりませんが、誰しもが一生懸命自分の大切なもののために生きていたお話でした。死への悲しさだけでなく、同時に生き方について考えさせられ、正しさは1つでは無いからこそ生きる難しさを実感します。
普段レビューとかしないので支離滅裂な内容かもしれませんが、書きたくなってしまうほどに、私にとって素晴らしいお話でした。これを読んで、この話を読んでみたいと、私と同じ様に1人でも多くの方がこのお話を胸に残して下されば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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女王の花