3.0
キュンキュンするけど
上司のゾッコンぶりにとてもキュンキュンするから、それだけでも読みたくなる。
ですが…新人さん?だからなのか分からないけれど、人の行動には「理由や思考」があると思うのだけど、その経緯や動きをことごとく文字でも画でも人物の言動でもすっ飛ばしてしまうのは何故なのでしょう。そこが致命的に残念。不必要だと思っているのならもったいなさすぎる。
具体的には、清子が同窓会で会った元彼と二人で食事に行ってよいかLINEで問うシーンの後。
許可した後に落ち込む部長、ではなくて、その文字を打っている瞬間の逡巡している部長の姿を見て共感したい。そういうものがこの漫画にはない。
これを描かないから、何巻読んでも人物に深みが出てこない。深みがないからいつまでも表面だけのペラい型通りの性格と人物像でのお付き合いにしか見えない。浅い。
浅くてもそれなりにキュンキュンするし面白いしキャッチーではある。
それだけにすごーーーく勿体ない。
嫉妬や我慢している表現、何巻進んでも全く変わらない。1つの表現しかしないのはなぜ?これは飽きられてしまうと思う。
上からで大変申し訳ないけれど、作者さんはたくさんの人と関わって、色んな人の気持ちの動きや行動原理をもっと学んだ方が良いと思う。映画の俳優さんの演技など観て、目に見える演技じゃなくて見えない思いとその流れを汲む練習をした方が良いと思う。
もっと良いもの描けると思うけど。
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鬼上司のヤキモチが可愛すぎます!!