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暁子は更生不可能、しかし若様の方は…
暁子は幼い時から自分が一番じゃないと気が済まず、他人を内心見下している性悪女だから同情の余地がないし、更生することもない!
しかし、白蓮寺の若様こと麗人は内面がやばすぎてかっこいい夜行様と比べると好きにはなれませんが、同情できるところはあります。彼は決められた許嫁だからではなく、元から菜々緒に好意を持っていた描写がありました。なので、傷モノに対して偏見のある家で育てられなければ、猩猩に傷つけられた菜々緒が発見された時、彼女を気遣っていただろうし、「傷の件はその猩猩を見つけ出して倒せばいい!」と言って婚約は破棄せず、菜々緒と結婚していただろうと思います。菜々緒も婚約破棄される前は彼に好意を持っていましたが、猩猩に傷つけられた彼女を見て、まだ猿のお面を被せられる前だったにも関わらず、「猿臭い」と言って、即婚約破棄を決め、代わりに暁美と結婚した。その瞬間、彼女の彼に対する気持ちは0を通り越してマイナスまで下がりました。
今回の件で、白蓮寺家で幽閉の身となってしまった彼ですが、自分達の過ちを認め、傷モノに対する認識を改め反省し、菜々緒のことは夜行様に委ねて身を引くことができれば、更生できると思います。
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傷モノの花嫁~虐げられた私が、皇國の鬼神に見初められた理由~ 分冊版