5.0
導入が丁寧なので読み進めやすい
訴えられる側がどういう人物でどういう思考回路なのか、訴えられる側にどういう弱みがあるのかなど、導入部分がしっかりしているため、途中でブレることがない。とても安心して読める。
これだけしっかりしている話なので、主人公がふざけてるくらいでないと硬くて読みにくいかもしれない。変なバランスの取り方だけど、そのうち慣れます。
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61347位 ?
訴えられる側がどういう人物でどういう思考回路なのか、訴えられる側にどういう弱みがあるのかなど、導入部分がしっかりしているため、途中でブレることがない。とても安心して読める。
これだけしっかりしている話なので、主人公がふざけてるくらいでないと硬くて読みにくいかもしれない。変なバランスの取り方だけど、そのうち慣れます。
無理無理無理!と言いながら読んでしまうが、本当に一気に読むのは無理である。
そもそも冒頭、ゆっくりのどかに始まる田舎の生活、これがのどかに感じられれば感じられるほど、最初の凶行の恐ろしさとのギャップがすごいと思う。
隅から隅まで手描きっぽいのもネチネチ感を増していて気持ち悪い。
絵が端正でいい意味で平凡(わざとだと思う。この作者はいつも微妙に絵が違うので)な絵柄なのも怖い。
こんなに怖い漫画があるか?程度としてはあるのかもしれないが、この作品の怖さはなかなか稀有な重さだと思う。肩にずっしり何かがのしかかるような嫌な気持ちになる。
自己肯定感次第ではデブでブスでもキラキラになれる!みたいな話ではなく、マジで主人公にやられてしまった。かわいい。
しかも自己肯定感の押し付けではなく、微妙に自己完結しているというのが素晴らしい。
副社長とは釣りバカ日誌みたいになってもいいしうまく行ってもいいよね。
マトモな人物はその他大勢として描かれていて、フォーカスされる人々全員がどこか歪みがあるんだが、その中でも妻の察してちゃんぶり、被害者意識の強さが凄くて吐き気がしてくる。
普段の自分ならこの夫みたいな人物が最も苛つくが、妻のヤバさのため霞んで見える。
登場人物が増えると話が見えにくくなるので、あまり増やさず頑張ってほしい。
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しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~