4.0
読者は救いを求めています。
最新話34話まで読みました。
色々と…色々と…色々とレビュー書いて言葉にしたいんですが、なんだか胸が痛くて堪らなくなりました。
たった一人の家族で大好きだった姉が自殺して、原因となった筈の元カレと浮気相手に復讐するというストーリー、でした。。。(もう過去形です)
復讐の方法云々は彼らなりに非合法だとしても止められなかったのでしょう。
憎しみって正邪を狂わせてしまうモノですから。
妹は体を使い、法を犯し、恋人である幼馴染も手を貸せる部分は協力してましたね。
自分の彼女が復讐の為に他の男と寝るなんて、耐えられないだろうに…と同情した事もありましたが…
それでも、この幼馴染も姉にお世話になったりして多少の情があるから、そうしないと妹の気が済まないから、耐えているんだろう…と、そんなニュアンスで読んでた訳ですよ…。
しかし、他の方も書かれているように過去のシーンの伏線の回収がまた辛い…。
大好きだった姉、信頼していた恋人、この二人が体の関係を持っていたという事実。
二人に裏切られていたと思ったらショックを通過して吐気がしました、が。
この妹カレシも同じ事してたのか。
自分も姉と寝てたから、妹が他の男と寝るのも耐えれてたのか。
妹が抱きつこうとして引き剥がしたのは姉を抱いた事への罪悪感からか?
それとも姉に心が動いていたからか?と。
作中の心情を読めば、姉をひとりにできなくて、昔みたいに笑って欲しくて、とありました。
だが、自分の好きな女の姉と寝て、お前は姉が自殺しなかったとして、笑って過ごせるのか?
最初に姉とキスしようとして、脳裏に過ぎった妹の姿で思い留まる事が出来たのに。
たとえ放っておけなくても、その一線は守らなければ大切なモノを失うという事を理解して欲しかったです。
妹・ひなたの『私も光ちゃんを責められないし…でも今は顔見るの辛い…』という台詞が何より痛かったです。
ひなたに妊娠兆候がありますが、復讐相手の子か、恋人の子か、妊娠していても、違っても、どちらにしても命は大切にして欲しいです。
まだ、どう転ぶか分からない作品ですが、ひなたが自分を憎んでいた姉も復讐相手の美香も、手に入れられなかった子供を愛する事ができたら、それが彼らへの一番の復讐になるのではないでしょうか。
暴文、大変失礼しました。
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