5.0
嘘のような本当の話なんですね
ご自分の死期を明確に悟られていたとしたらもっと生前に色々と身辺整理などされていたかもしれません。
なので、明確ではなかったんだと思いますが、このような偶然がこんなに重なるときっと事前には死期を感じていたことは真実だったと思います。
その、偶然が、残されることになる奥さまに向けられた愛情として深く感じとれ、それをキチンと気付いて涙ばかりではなく前を向いて進み出せた森園さんが死しても尚ご主人との強い繋がで結ばれているんだなと感じました。
個人的には、黒魔術みたいな儀式とかが気になりました。
御主人の関連本も探して読んでみたい。
犯人は不起訴だったようですが、再犯などは大丈夫なのでしょうか?
森園さんが犯人を憎くても恐ろしくても、悪くお書きにならなかった分、本当に割りきれない思いのなか、この作品を描かれたこと、お人柄をうかがい知りました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
森園さんのご活躍もお祈り申し上げます。
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私の夫はある日突然殺された