5.0
絵が好みで読み始めたのですが
絵が好みで読み始めたのですが、安心して読める両片想いで、すっかりハマってしまいました。
エステルの両親は娘を平民として酒場で働かせるどうしようもない親なのですが、平民としての稼ぎ、そんなにあると思えないんだけど……なんて疑問はスルーして、エステルとオスカーの恋の成就まで見届けようと思っています。
他の令嬢たちの悪意から、オスカーをメイナードと勘違いして声をかけたエステル……彼女は毒親から逃れる為にも、前世の記憶の小説のストーリーを追い、そのお話の主人公スカーレットに婚約者メイナードと自分との浮気現場を目撃させ、自ら平民落ちしようと目論見ます。
けれど、そのオスカーは魔道具で姿を変え、酒場の常連客となっていた、エステルがちょっといいなと思っていたヴィクトルで、魔道具を使っていた為に正体を明かそうとしても声が出せなくなって、自分も好きだったけど、平民だと思っていたエステルを諦めようとしていたことを伝えられない。
そんな二人のすれ違いに気付かせてくれるのは、エステルがヴィクトル(オスカー)に贈ったペンダントなんだろうな。
スカーレットは、メイナードと婚約破棄したくて、オスカーと契約結婚する気だったけど、オスカーに対する恋心はまったくなさそうだし、女たらしのメイナードは、ちょっとエステルに手を出しそうな感じあるけど、きっとオスカーが全力でエステルを守るだろうし……強い悪意を感じさせる登場人物がいないのは、読んでてストレスなくて、私は好きです。
無料分は少ないですが、私はお勧めしたいと思います。
- 7
即退場したい脇役なのに、寝取ってしまった王子様が逃がしてくれません