5.0
『魔法』ではなく『科学』を使った冒険譚
人類が急に石化した。3000年後に主人公、千空が目覚めた。科学の力で全人類復活させよう!石化の謎も解こう!
一見不可能。どうすればいいか、検討もつかない。でも千空は、1歩ずつ進む。科学のロードマップを、1歩ずつ、着実に進んでいく。なぜなら、その『歩み』こそが科学なのだから。
明確になっている法則を、科学と呼ぶのではない。
千空は言う。「よくわからないものをわかろうとする、その地道な作業のことを、『科学』っていうんだぜ?」と。
有言実行。一見不可能なことでも、地道に歩を進め、最後は可能にしてしまう。まるで魔法のように。
だが、これは魔法ではない。『科学』だ。
Dr.STONEは、剣と魔法で戦う話ではない。『剣と科学』で戦い、石化の謎を解く冒険譚だ。
このレビューを読んだだけでは、意味不明かもしれない。
だが、もし可能なら、この作品を読み終えた時、このレビューを再び読んでほしい。
腑に落ちるはずだ。最後まで、『科学』を貫く作品なのだから。
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Dr.STONE