ましゅまろん。さんの投稿一覧

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評価4 27% 3
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評価1 18% 2
1 - 8件目/全8件
  1. 評価:5.000 5.0

    見事にハマってしまった

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    おもしろくて続きが気になりどんどんハマっていき現時点での最新話まで全部読みました
    見どころ満載で無料分だけでは全然止められなかったし、続きも待ち遠しすぎる
    私がいいと思ったのは

    ・題材が古事記
    興味はあるけど古事記の解説本や現代語訳を読むほど胆力がない私にはピッタリでした
    主人公「ふひと」が古事記の編纂者として、もう1人の編纂者に語るというスタイルで進んでいくので抵抗なく話しが入ってきました
    平仮名がまだなかった時代、どう記録していくか
    歴史は勝者のものだが敗者の歴史も記録すべきか
    というやり取りなど編纂の苦労も描かれているのは興味深かったです

    ・史実がベース
    私は歴史に詳しくないけどそれを題材にした作品が好き。扱う時代が古いほど解明されていないことが多く作者のセンスでそこを埋めているのでワクワク度が増します
    フィクションとはいえ歴史上の人物の心情や生き様を垣間見れる感じもいい
    この作品が取り上げる飛鳥奈良時代は神秘的な部分が多く、その部分の「埋め方」が秀逸な作品
    主人公ふひとに関して出生に諸説あることを上手く使っていたり、史実では妻になる人が登場する場面では「この作品でも妻になるんだよね?」と心配になる関係性で先の展開が気になる設計。
    ふひとに抱えさせた苦悩に本人が対峙していく場面もなんだかリアルに思えて、くぅぅと唸るところが満載です

    ・絵が美しい
    画は好みだと思いつつ、品位を感じる絵で私はすごく好き
    ふひとが成り行き上、稗田阿礼(女性)に扮することになるんですが、それを見た安萬侶(やすまろ)が「美しい…」と思わずつぶやいてしまう場面も説得力があります

    ・カクさん
    カクさんとは、ふひとに何故か懐いている鹿
    舞台となっているのは覇権争いの時代なので、命を奪い奪われる物悲しい事も描かれるし、ふひとが抱える苦悩も重々しいんですが、そんなストーリーの緩衝役カクさんがたまらなく可愛い。
    登場場面では必ず和ませてくれてほっこりします


    絶賛しておいてなんですが、
    古事記を編纂する場面は神様の名前が怒涛のように登場して
    漢字だらけにルビだらけなので挫けそうになります
    そこはサラサラと斜め読みぐらいで進めばストーリーにのめり込めますが
    のめり込むともう一度戻って読み返したくなる感じです
    なので、話しが単純明快でサクッと1回読んで終わりにしたい人には向かないかもしれません

    • 17
  2. 評価:3.000 3.0

    からかい上手は健在だけど

    高木さんが西方くんと結婚し可愛い娘も授かって、それでも高木さんの西方くんへのからかいは健全で「愛」を感じます。
    娘ちゃんまでからかい上手になりそうな感じは、ほのぼのとしていいんですけど、なぜだか、ちーちゃんがパパをからかう時は、「愛」を感じないんですよね。ママの真似をしてるだけだからかな、話が進展していけば変化するんですかね。ん。。。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    リアルな現場を見ているみたい

    医療従事者ではないので、リアルがどんなだかはわかりませんが、病院の利益と患者の利益、合理性を優先するが故に置き去りにされる患者の心理的安全性、みたいな構図は、リアリティがあるように感じ、読みごたえがあるし、色々と考えさせられました。
    天才医師が絶望的な患者を次々救っていく物語より、私はこっちの方が好みです。
    ただ、、、、専門用語が多様されすぎて、途中でギブアップしてしまいました。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    微笑ましく羨ましい

    上目遣いで男子を落とす、ライバルの女子を蹴散らす、みたいなのがリアルでも漫画でも苦手な身としては、清々しい気分で読める恋愛モノでした。
    高木さんはまさに「からかい上手」で、西方くんへの想いのチラつかせ方が絶妙で見習いたいぐらい。笑
    「からかい」が成功するのは、西方くんがどう反応するかを高木さんが熟知しているから。
    好きという「恋」を超えて、その人がどんな人かもよく知っているという、高木さんの想いの深さ「愛」を、「からかい」が成功するたびに感じます。
    だから 元高木さん の作品につながっていくんですね。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    深夜の入眠剤になりそうな感じ

    1つのストーリーが2~3話ぐらいなので読みやすいです。ハラハラドキドキ展開や推理モノなどの作品を読み疲れた時にこの作品を読むといいかもと思える、ほっこりする内容ですね。
    深夜に少し読んで眠る、というのにちょうどいいです。
    ただ、どのストーリーもあまりにも波風がなく凪のような穏やかすぎる感じから、一度離れると、もういいかなーと思ってしまいます。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    電子コミックだけでは物足りなくなって…

    『すべてを失くした少年がすべてを取り戻す物語』というフレーズが気になって、なんとなく読み始めましたが、この作品は手元に置いておきたい!と思い、紙媒体も全巻購入してしまいました。
    物語のはじまり方が静かで、音も色もない感じですし、その先のストーリー展開もゆっくり静かです。
    主人公の零くんが1歩進んでは自信をなくしてまた半歩下がるみたいな葛藤を繰り返すので、テンポあるストーリーや予想外の事かどんどん起こるようなドラマティックな展開を求める方には合わないかもしれません。
    私は逆に、葛藤でずっとずっと揺れている様や苦悩しているのがリアルっぽく感じていて、少しだけ零くんが前に進んでいると気付いた時のシアワセ感が、なんだか自分も救われたような温かい気持ちになれていいな、と思っています。
    ずっと湿った展開ではなく、川本家の3姉妹とおじいちゃん、棋士の同僚や先輩たち、零くんの担任の先生との掛け合いはクスクス笑ってしまうぐらいおもしろいですし、将棋の対局場面では、自分の生業との向き合い方として考えさせられ学ぶことも多くて、名言をたくさん手帳にメモしました。
    将棋のルールは全く知らないのですが、その一手がどれだけすごいかとか、奇策なのかを登場人物たちの驚き方や言動で理解できますし、一手を受けた相手棋士が水に溺れて苦しんでるなどのイメージで表現してくれたりしているので対局の情勢もわかりやすくて、楽しいです。

    • 6
  7. 評価:1.000 1.0

    どちらを読むかは読者の好みで分かれる

    ネタバレ レビューを表示する

    2人の漫画家さんが同じ原作を元に描かれているので、レビューを参考に私はもう一方の作品を選び、のめり込んで一気に全話読みました。
    読み比べがしたいと思い、そのあとこちらも読み始めましたが、私には合わず途中で止めてしまいました。

    合わなかった点は、
    ・絵に違和感がある
    こちらの作品は登場人物すべてが可愛らしく描かれています。
    ですが、主人公の猫猫は、『普段は醜女、でも実は素顔は可愛い』という設定なので、普段から可愛く描かれていると素顔のシーンで全くギャップがなくしっくりきませんでした。
    キーパーソンである壬氏さまも、『天上級の美貌の宦官、だけど猫猫の前では素の少年らしさをみせる時がある』という設定なのに、美人ではなく常に可愛らしく描かれているので、猫猫の「今日は少年っぽくみえるな」というセリフの納得感がありませんでした。

    ・猫猫と壬氏さまの掛け合いシーンに違和感がある
    どちらの作品もストーリーは同じなので、セリフもほぼ似ています。セリフからは壬氏さまが猫猫にどんどん魅かれていっていると思われるのですが、こちらの作品では、壬氏さまの猫猫に対する態度や感情が常に淡々としていて、猫猫に魅かれていっているようには感じられませんでした。
    もう一方の作品では、猫猫が「壬氏さま、お暇なのですか」と発するぐらい、壬氏さまが猫猫の前に登場する場面が多く、たとえば毒見で毒を口にした猫猫を心配する時の態度も、こちらの作品のような淡々としたやり取りでなく、どんどん猫猫に魅かれているというのがよく伝わりますが、こちらの作品ではしっくりきませんでした。

    ・シチュエーションに違和感がある
    どの漫画でも矛盾や不整合を指摘したらきりはないですし、好みの範疇だとも思いますが、もう一方の作品を読んでからこちらを読んだからなのか、腑に落ちない部分がたくさん出てきてしまいました。
    たとえば、園遊会で壬氏さまが猫猫に簪をあげるシーンがあるのですが、全方位に気配りをしている壬氏さまが他の侍女たちがいる前で猫猫だけに簪を渡すのかな、などなど。

    ただ、もう一方の作品では、猫猫の表情だけで表現しているところをこちらの作品では猫猫の心の声としてセリフになっていたり、わかりやすい部分もあります。
    なので、行間を読むのは苦手という方、キャラはとにかく可愛いのが好み、恋愛は不要で謎解きを楽しみたい方は合うかもしれません。

    • 16
  8. 評価:5.000 5.0

    両方とも読むと納得感が増す気がする

    主人公の猫猫が淡々と謎解きしていく様や薬と毒に執着があるオタク気質というかサイエンティストな娘という設定がストーリーをより魅力的にしている感じがして、続きが気になってしまい、結局、一気に全部読みました。
    それぐらいおもしろかったです。
    1つの原作を2人の漫画家さんが描かれていて、どちらを読むかは迷ったのですが、レビューを見てこちらにしました。
    その後、もう一方を途中まで読みましたが、こちらでは猫猫の表情だけで表現しているシーンがあちらでは心の声として文字に起こしてあったりするシーンも多く、「あーやっぱりそういうことか」「ほーそういうことか」など行間を埋めてくれるようで、両方読むのもオモシロイと思いました。
    レビュアーのみなさんが書かれているように、個人的好みによると思いますが、私は、壬氏さまの麗しさは圧倒的にこちらの絵が好きですし、壬氏さまと猫猫の掛け合いのシーンが多いという点でもこちら派です。

    • 7

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