5.0
戦争物なので楽しくて面白いとは全く言えませんが、自分の子どもたちにも是非読んで欲しいと思った作品です。最高評価を付けました。
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戦争物なので楽しくて面白いとは全く言えませんが、自分の子どもたちにも是非読んで欲しいと思った作品です。最高評価を付けました。
島に送られた方達は食べ物もなく、キレイな水もなく、ほとんどの人が飢えや病気、戦場で亡くなっている。力を持った一部の人間が戦争を始めるが、バカな指導者のせいで国が滅びるのは、いつの時代も変わらない。
絵柄により、ずいぶんとマイルドにはなっているはずですが、それでも目を覆いたくなるような惨状でした。でも、今を生きる私たちが知らねばならないことだと思うので、漫画というツールで多くの人に知ってもらい読んでもらえたらいいなと思いました。
穏やかな作風だけど、描いている内容は実際にあった話のようなリアルさがありました。ほのぼのした絵なのに戦争の体験は本当に辛いと感じます
むごい。
残酷で胸が苦しくて
何度も目をそむけたくなった。
いくらかわいい絵柄であっても
描かれてるのは壮絶な戦場での光景。
漫画で味わうだけでもキツイ。
現実はこの何倍も
それ以上に過酷で悲惨だったかと思うと
いたたまれなくなった。
誰かの大切なお祖父さん。お父さん。親戚。
お兄さん。弟さん。
息子さん。お友だち。恋人。旦那さん…
かつてこの地へ赴いてその身で地獄を体験した方々が実際にいる。生きて帰れなかった方々が大勢いる。
敵兵も誰かの子どもとして生まれてきて
最期は「ママ」と呼ぶ人間で…
そのママも息子さんを失った悲しみに故郷できっと泣く。
過酷すぎて漫画でなければ読めなかった内容だと思う。
元々、戦争のマンガは苦手なものが多いのですが
絵が厚苦しくなく、
負傷した人や焼け野原なども
サラッとしていて、読み進めやすいです。
昔のこととはいえ、
こんな酷いことが起きてた事実に
胸が痛くなり、大変な時代のおかげで
今があることに感謝の気持ちになります。
絵のタッチがライトなので、読みやすいです。読んでよかったと思いました。
悲惨さを知ることは大切だと思います。
1巻の後書きに感心しました。漫画を描く上でこういう工夫がされているんだな、と。
以前、生き残った元兵隊の方がペリリュー戦は「瓶の中に二匹のサソリを入れて蓋をして、互いに闘わせた」と例えられていたのをテレビで見たのを記憶しています。それだけ日米両軍共、凄惨極まる戦争だったのだなと思いました。
おそらく、圧倒的な戦力で攻めて来たアメリカ軍も南方の小さな島を落とすのに、こんなに時間と犠牲が掛かるとは当初は思ってなかったのではと思います。それは逆に、そこにおられた日本兵の方々が、選択肢の限られた厳しい条件の中でも、日本を守る為に必死になって戦った証なのではと思いました。
いつも戦争関連のテレビ番組を見て思う事があります。それは「玉砕」という、たった二文字の漢字だけれども、実際には、その背後には、沢山の方々の尊い命が散華したのだと思います。
以前、長野県にある戦没画学生の絵を収めた「無言館」という所に行った事がありました。そこには、戦争で亡くなった画学生が描いた絵が沢山展示されておりました。展示用のガラスケースの中には、海外の戦地から実際に送られて来た葉書が展示されていて、やはり絵心のある方の習性というのでしょうか、日本にいる家族を気遣う文の横に、戦地で見た珍しい風景を描かれていたのが印象に残りました。
今回読んでいる漫画「ペリリュー」にも、主人公の男性が戦地で絵を描いていて、その場面が無言館で見た、あの葉書の事を思い出すきっかけになりました。
戦争は、敵味方関係なく沢山の命を短時間で消耗してしまう恐ろしい現象だと思います。未来に生きるはずだった、素晴らしい才能や可能性を消してしまう。だから、この国では、もう戦争が起こって欲しくないといつも思っています。
かわいい絵だな…と思いきや、内容はガッツリ戦争ものです。
戦地での恐ろしさが丁寧に描かれていて、ドキドキしながら読んでいます。
太平洋戦争が何なのか、どことどこの戦いだったのか、知らない人が増えているなか、こういった作品はとても大事だと思いました。