5.0
最後まで読んでよかった
顔に痣のある瑠璃子と、相貌失認の新任教師でクラス担任の神田先生。それぞれが持つコンプレックスに、共鳴しあい、惹かれあってゆく。
なんて、単純な話ではなく、根深い心の傷や、親との関係、世間からの目などについて、深く深く描かれています。
出てくる人達それぞれの思いも丁寧に描写されていて、良作です。
最後、ちょっと駆け足だったけど、とても良い終わり方でした。
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顔に痣のある瑠璃子と、相貌失認の新任教師でクラス担任の神田先生。それぞれが持つコンプレックスに、共鳴しあい、惹かれあってゆく。
なんて、単純な話ではなく、根深い心の傷や、親との関係、世間からの目などについて、深く深く描かれています。
出てくる人達それぞれの思いも丁寧に描写されていて、良作です。
最後、ちょっと駆け足だったけど、とても良い終わり方でした。
生まれながらに顔にあざを持つ主人公に顔に傷を持つ知人を重ねて読み進めた。外見でわかる「違い」は素直な子どもたちに指摘されたり質問されたりするし、容姿を気にする成長期は辛い思いを沢山すると思う。話の中にあるように、同様の悩みを分かち合えたり話せる友達がいることがどれだけ救いになることか。高校に入って受け持ちの新人教師がわずらう相貌失認という障がいは初めて聞いた。外見ではわからないが人間関係で相当苦労するだろうなと想像する。主人公だからこそそんな担任を何かと気遣い手を差し伸べていくー必然的なつながりかな。物語は主人公の成長に合わせるようにゆっくりと進み、最後は心理カウンセラーとして母校に戻った主人公と元担任が再会し将来を誓う。扱うテーマが努力だけでは解決できない問題だけに読んでいて重苦しく感じたが現実にある問題を改めて知る機会を与えてもらった。
不器用でまっすぐな2人の恋の行方もキュンキュンしながら楽しみましたが、私も親なので、瑠璃子の母のようにやらないように、いろいろと考えさせられました。
別のサイトで全話読みました。
うーん、で、結局何が言いたかったの??って思ってしまって星3です。
先生ともうちょっと早く進展してて欲しかったけど、まぁ教師と生徒だし仕方ないね。
顔に目立つアザがある主人公。気にしてないようにサラリと振る舞う強い女の子だけど、内心はやっぱり気にしている。
絵もきれいだし、なかなか心の内側を描くのは難しいから、この先のストーリーは楽しみではあるけど、最初から先生と生徒なのに距離が近すぎるあたりが、個人的に好きでは無い。
はるか彼方の高校生のお話し。顔にアザがあり色んな思いをしてきた主人公が、かわいくて人の顔を判断できない病気の先生とのチグハグなやり取りにキュンキュンしてしまう
続きがとても気になります。
先生と生徒ですが、恋愛とかそういう単純なものではない関係性というか繋がりで複雑な内容なのかな
ゆったりとストーリーを進めたいのかと思いきや、色々なエピソードをバラバラと詰め込んで、軸がわからなくなってる話ですね。
単純ないじめや嫌がらせがあるわけでもなく、すごく悪い人も悪意もないけれど、なんとなく傷付いたり傷付けたりするところはリアルで考えられされました。
たわいない高校生活の楽しい雰囲気だけでなく、大人も子どももみんな悩みながら生きてると言うのが伝わる。
人によってはマイナスな部分を肯定できるってすごい。
強くなければできないと思う。
強いフリなのかもしれないけど、向き合えるってすごい。
…と思える作品です。