3.0
難しい
産むことを決断するまでの過程、お姑さんに受け入れられていく過程までは素直にすごいな、強いなと思って読んでいたものの小学校入学にあたり、あまりに普通学級にこだわり過ぎていることに違和感がありました。
特別学級とか養護学校と普通学級それぞれのメリット、デメリットをじっくり比較検討したうえでのこだわりならともかくそういうわけでもなく特別学級や養護学校をすすめるのは差別!と言わんばかりに抵抗する母親に疑問を感じました。
のんちゃんのペースで他のお友達と比べることなくゆっくり進んで行く道の何がそんなに不満なのかな。
障害のないお友達からの刺激は大切かもしれないけど他のお友達の成長、発達に無理して追いつかせる必要はあるのだろうか。
この母親が何を目指してるのかよくわからなくなりました。
障害の有無で線引きすることなく、同じ場所にいたとしてもそれぞれの個性に合わせた教育が出来る社会が理想なんだろうけど現実は違うし難しいわけで…
色々考えさせられる作品です。
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