4.0
かわいい姿に猛毒
あどけない顔は演技でなく、すでにひとつの人格となっている。
すずの本性を知っているのは主人公だけ。しかし、まわりの人は気づかない。
それどころか、主人公がすずを虐めていると思われている。
すずの恐ろしさは、これぞホラー!
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あどけない顔は演技でなく、すでにひとつの人格となっている。
すずの本性を知っているのは主人公だけ。しかし、まわりの人は気づかない。
それどころか、主人公がすずを虐めていると思われている。
すずの恐ろしさは、これぞホラー!
主人公が想いを馳せる先輩社員が、かつての恋人のシと向き合うなんて切ないエピソードには泣かされました。
人は必ずこの世を去るけど、この世に残った人々は愛する人の逝去を乗り越えて幸福にならねばならない。
主人公を好きになった女の子も出てきてまたまた展開しそうです。
以前よく読んだ高階先生のミステリーシリーズ。懐かしいなと感慨。
謎解きそのものはあまり難解でもなく、犯人もすぐわかるパターンですが、そこは少女マンガという事で本格的なミステリーではないから軽いタッチにしてるのでしょう。絵がきれいなのも楽しめました。
いい妹ではなかったと思っているヒロインは、マッキーの最後の地となった湖へ。
愛されて当然のような人マッキーに対して、家族は愛情を表現しなかった、自分もそうだった。自責の念とともにマッキーへの思慕を確認できたヒロイン。
すがすがしいストーリーでした。
すべては、鷹野さんが子供時代に両親を失った件から始まった。鷹野さんなしでは「ひぐらしのなく頃に」は成立しない。鷹野さんはトミーと幸せになってほしい。
過去を変えると未来が変わる。主人公が母を救い、同級生や冤罪被害者を救おうと立ち向かう姿には応援したくなります。真犯人は誰?と謎解きの楽しみもあり、伏線もありで「あのシーンはこういう意味か」と後からわかる。家族や友人との絆もグッド。
愛される経験なしに育ってきて、自分も人の愛し方を知らない。たとえ金目当ての結婚でも情がわいて、夫が落ち目になったら「私が支えにならないと」と考えが変わりそうだけど、そうならない。どこまでいっても自己反省しないままで後年まで進んでゆくヒロインは善悪以前に気の毒。
化け物や幽霊が出てくるよりも、こういうホントにありそうな話が好き。
実際、富豪の生活がしたくてサツ人を行う人間より、普通の幸せを手に入れたくてのサツ人のほうがはるかに多いのだから。
ダークヒーローの結城と力君のバトル、ハラハラドキドキで読んでます。
レイナは外見女らしく弱弱しそうだけど、内面はエリカと同じような女性(^^;
「エリカ」は男性が善良で純情だから気の毒だったけど、この話ではあまり純でもなさそうなので同情じはあんまり。前回の「エリカ」で男性がかわいそうだったから、今度はどっちもどっちの話にしたのかな?
ひとりだけ自業自得な亭主もいましたが、それ以外はみな善良な人ばかり。こんな女を妻にしたばかりに非業のシとなってしまった。ラストの終わり方だけど、主人公はこれからも悪事を続けるのだろうか?と余韻の残る終わり方。
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