綾小路ごんさんの投稿一覧

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1 - 4件目/全4件

  1. 評価:4.000 4.0

    切ない

    子どもが生まれたら、多くの親は幸せになって欲しいと願うだろう。そして「いい子になってね」と。しかし「いい子」とは? やりたい保育を探求し、50才にして就業保育園を変わった保育士の友人によると「子どもは無理矢理成長させたらダメ」といっていました。行動の自由は制限しなければならないことが多いですが、気持ち、感情は「われ思う故にわれあり」で外部からの不必要な刺激を極力あたえないようにしているようです。親はよかれと思って、子どもが人生において失敗しないよう、スムーズにすすめる道を用意しようとします。でも自分でやりたいようやってみて、転んだとしても、自分で立ち上がって考えて、ってことをしないとほんとうの自立にはつながっていかないのだろうと、成人になったわが子を見て振り返ります。本作品を読んでいると、切なさと虚しさとやるせなさ、そんなやりきれない気分になります。登場人物は社会復帰できる人がどれだけいるのか、おそらくそう多くはないでしょうけれど、続きが気になります(-_-;)

    • 0
  2. 評価:2.000 2.0

    痛いけど( ̄▽ ̄;)

    25年友だちいない主人公、晴海。わたしも友だち多くはないんだけど、こういう人が実は普通なのかな、って思う。義務教育中は、狭い世界の中で波長の合う人を見つけなくてはならないけれど、みんながみんな友だちになりたいと思うような人に出会えるわけではなく、友人間の両思いも実はそう簡単に成立するものではないのかもしれない。友だち作りもマッチングアプリのようなツールを用いるのが建設的なのかも。
    この作品のようなことは大人社会に現実にいくらでもあることだと思う。わたし自身、子どもの頃のことを思い返すと、友だちいない自分を責めて、なんとか群れていなければならないと思い込んでいた。1人でいることに抵抗のないタイプだったのに、無理やり群れていたので、なんとなく居心地悪い感じが常にあったように思う。
    主人公も最終的には友だちになりたい人と友だちになれたらいいのに、と思う。

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  3. 評価:3.000 3.0

    喜怒哀楽

    わたしは子どもらしくない、子どもだった。学校嫌い、運動会嫌い、えこひいきが激しすぎる先生が大っきらい( ̄ー ̄) あまりにアウェイな性質だった。早く大人になりたかった。怒りや悲しみを感じなければ、暑さも寒さも誰かの声も聞こえない、そんな世界に身をおくことができたら、と真剣に思っていた暗い子ども時代だった。いつ頃だっただろう? 怒りや悲しみを知らなければ喜びや楽しみにスイッチが入らないのだと知った。そんなわたしだから、タイトルがまず気になった。子どもの時にこんな作品に出会ってたら、もっと近道できたかな?と思ったりもする。興味はそそられる内容だと思った。

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  4. 評価:3.000 3.0

    人の気持ちなんてわからない

    誰でもできる仕事なんてないんです。どんな仕事も向き不向きがあります。家事だってそう。女性なら家事ができて当たり前。ではないのです。それも夫の収入の範囲内でやりくりするなんて、かなりハイレベルです。主婦向け雑誌で「節約術」なんて紹介されてますが、多くの人がそれができないから紹介されるのです。夫の収入だけで生活できない人が多いから保育園に預けなくてはならず、待機児童の問題がままならない。預けたとしても、全てをカバーしてもらえるわけじゃない。個人的に国の子育て支援は待機児童がいなくなることだけだと思っておられる方が多いと思えて、疑問ばかりです。専業主婦で家事育児をきちんとこなすことだって自立です。パート、若しくは正社員をやりながら家事育児を完璧にこなせる人なんて、少数でしょう。学校で成績上位になるより遥かに難しいことだと思います。自分の愚痴になってきてる(笑)
    本作品のように既存の価値基準に一石を投じるような作品がもっと出てきたらいいですね。同棲してから結婚を考えるカップルおられますが、こういうの読んだらいいのにね(笑)

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