4.0
好きなのは、小宮&南条篇ですが。
カナ&羽島篇もストーリー的には面白いと思います。
いかにも漫画的ご都合主義なのですが、なかなか凝った設定と登場人物の繊細な心理がウソ臭さを一蹴して、
「羽島課長ロクでもねーな!」
とか、
「カナちゃん……それでいいのかい?」
とか、登場人物のアレコレに一喜一憂させられます。
で、私が好きな小宮&南条篇は。
一言でいえば、不憫な王子こと南条さんの心情を思うとキュンキュンというか、ぎゅんぎゅん胸が痛む感じ……ですかね。
早くこみやんが夢から覚めてくれるといいのに……と、読み手はずっとモヤモヤするのですが。
何しろ、周りがソレを許さない。
妹からは「王子(南条さん)に夢見るな。現実を見ろ」と言われるし(いや、現実は南条さんの想い人になってるのよ姉はw)
堤課長には「あいつ彼女できたからね。俺が紹介したの、サラ」と偽情報(ホントは彼女は小宮さん本人www)つかまされるし。
で。
今は知りませんが、某アンジャ●シュのネタ状態で同じ言葉を話しているのに、双方の頭の中では違う出来事に変換されるという……
そんな、小宮&南条篇。
諸々のお邪魔は入りますが、基本的に南条(不憫な)王子に萌えること必至の作品です(笑)
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失恋未遂