4.0
おちつけイブラヒム
イブラヒムとヒュッレムが結ばれるまではとても楽しくキュンキュンしながら読みました。
ハレムで徐々に権力を得て行くヒュッレムは見てみて気持ちよかったし、スレイマンはセクシーだし、イブラヒムとヒュッレムの叶わぬ恋感はザ・少女漫画という感じでよかったです。天は赤い河のほとり同様強い主人公と王道王子さまのお話かと思いました。
しかしヒュッレムとイブラヒムが結ばれてから一転、ヒュッレムが自分の子かも知れない皇子を身籠もるや、自分の官位とスレイマンの信頼を失わないよう保身に走るイブラヒム。確実にスレイマンの血を引く皇子を産めとの暴言を吐くイブラヒム。皇女ではダメだのと身勝手すぎるイブラヒム。他人のふりをするイブラヒム。そしてヒュッレムの友人、皇女ハディージェを娶りマイホームを賜る。度重なる暴挙誠に遺憾である。おまえヒュッレムを貰い受けるんじゃなかったのかよ。
失われた好感度が再び回復することは二度とないだろう。
カイル皇子を見習えよ。1人の女のために全裸で手押し相撲までする皇子だぞ。
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