3.0
昔の『なかよし』みたいな絵柄だなと
往年の『なかよし』(『りぼん』ではない)みたいな絵柄だなあという印象。
お話はわりとおもしろいと思うですが、王女の表情があんまり好みではなく..かわいらしいのですが。
掲載誌は、『おじさま侯爵は恋する〜』で知った漫画誌なので、
作風はなんとなく予想していたとおり、健全で甘いです。
構成もしっかりしているし、読みやすいのですがもうすこし惹きつけるものがあるとよかったなと思います。
- 0
レビュアーランキング 2084位 ?
5 | 22件 | |
---|---|---|
4 | 120件 | |
3 | 218件 | |
2 | 186件 | |
1 | 97件 |
11 - 20件目/全70件
往年の『なかよし』(『りぼん』ではない)みたいな絵柄だなあという印象。
お話はわりとおもしろいと思うですが、王女の表情があんまり好みではなく..かわいらしいのですが。
掲載誌は、『おじさま侯爵は恋する〜』で知った漫画誌なので、
作風はなんとなく予想していたとおり、健全で甘いです。
構成もしっかりしているし、読みやすいのですがもうすこし惹きつけるものがあるとよかったなと思います。
安易に「両思い→成人まで待つ」というラストではなく、とても上手な結末とその後の描き方で漫画家さんの才能を感じるいい作品でした。
ただ、裕福とはいえないアパート暮らしのお隣さん育ちということは、モモのおうちも同程度のはず&ママが高校中退なうえ専業主婦の家庭なのに、モモを一人暮らしさせる金銭的余裕はどこから? と設定に違和感がありました。たとえばパパの親の遺産なり会社が軌道に乗ったからいまは余裕があるというような、ひと言でもあると解決するのですが。
また、父親との和解に関して、父親にも事情があったというのは分かるけれど、未成年の子を置いていくことに対して美談で終わらせたうえに「正しかったのか間違っていたのか分からない」という台詞はないですね…。間違っているとしか言えないです。
この2点、編集者はしっかり仕事して欲しかったです。
特に父親との和解は最後の大事なシーンなのに、有り得なさすぎて興醒めしました。
序盤はいろんな神候補と、それぞれの天使の条件が絡まって、頭脳戦でおもしろくて引き込まれたのですが、中盤からは人間ドラマっぽくなり、最後は生きるとは? 幸せとは? という哲学的に終わりました。最後はわりと急に収束したのも
終盤、ナッセが降格した説明がちょっとよくわかりませんでした…。神が最終決断を下す辺りの自問自答の台詞も接続詞がつながっていなかったり不明点があります。
そして最終話は、作品としてのメインテーマは分かるのですが、この終わり方でいいの…? という苦笑
なんだか文字通り、いい意味ではなく予想外の終わり方でした。
古書に関する知識がすごいな…と感嘆した作品だけど、青年誌とは理解しつつもやはり絵が好きになれませんでした。しっかりした絵だとは思います。お話は、後味の悪さが残るものが多かったかな。
小さな事件が大きな事件へ発展していく構成はミステリの王道だけど、こう繋がっていくのか! という驚きがあって上手だなと思いました。
大きな事件が終わり、続きが気になる感じのまま、このコミカライズは打ち切りになっているみたいですね…。
ダークミステリファンタジーに分類されると思うけれど、ほんとうにどんどん惹き込まれてドキドキしながら読みました。絵も構成も上手だなと思います。
ただ「葬儀で人を食べる→人を食べて鬼になる→鬼を食べて神になる」という論理について、神になる論理だけがいきなり破綻していて違和感があるまま読んでいます。そこまではしっかり論理的だったのに、あれ? という感じ。わりとこの作品のキーポイントなのにな。
ひとつの大きく壮絶な山場が終わり(構成もセリフも素晴らしかった)、いまは鬼同士の派閥や陰謀、というところまで読んでいますが、続きが楽しみです。
絵はとても雑。ほとんどデフォルメされたコマだけが続きます。
タイトルにあるような狼感は別になく、ただふんわりほんわかな人が、真面目になると狼、と描写しています。そういうの、二面性と言わず、別に当然かなあという感じ。
ただ、盛り上がりの構成がわりとしっかりしていてどんどん続きを読みたくなる感じでした。1部のラストの盛り上がりや締め方はほんとうによかったです。
2部はまあ…どうしても盛り上がりに欠けていて、絵もさらにギャグ漫画みたいになっていて、そういう絵ばかりで、さすがにこの漫画家さんこういう絵しか描いていなくて技術力大丈夫かな? と思いました。絵が上達しないだろうなと。
お話も、陛下の過去を掘り下げているけれど、すこし違和感がある展開で、最後は取ってつけたようにお決まりの記憶喪失ネタで苦笑してしまいました。
それはそれとして、陛下のアプローチにいちいち騒ぎ立てていて雰囲気も何もないヒロインだから、たとえ結婚しても妊娠とかなんだか無理やり感がありました。
絵だけに気をつければ、1部はおもしろかったです。
この時代の作品らしく超展開もあるけれど(いつ恋人同士になったのか/かんきん中、排泄処理はどうなっていたのか完全スルー/1回しか致していないのに何年も愛せるのか/お父さんはその後どうなったのか、外国に行ってvisaとか仕事とかどうするのかetc、数えるとキリがない苦笑)、有名作品なので一度読んでみてもいいかも。お話が広がっていくかと思えばあっさり終わったけれど、ストーリーの発想やじりじり追い詰められる展開などは、漫画賞を受賞した作品だけあるなあと思いました。
ヒーローの秘密や彼の遠縁の女の子や、長期連載になるためのいろんな伏線が散りばめられつつ、後半あっさりお話が終結したので、予定より早く連載終了だったのかなあという気がしながら読み終えました。
それでも、お話としてはまとまっていたし、この漫画家さんらしくだれも悪い人は出てこない/テンポいいコメディ/かわいいドキドキの読後感のよいラブコメでした。おもしろかったので、もっと長く読みたかったです。
同作者の『王子が私を〜』がすごく楽しかったので他作品を追っています。今作は初連載作品らしく、3話連載だったものが16巻まで続くという長期連載で、それでもずっとテンポよく、作者らしい作風でおもしろかったです。
ただ、ヒロイン/ヒーロー/クラブ創設者それぞれの恋愛残念理由は明かされたのに、アニオタの人だけ、当初クラブに勧誘された理由の「なぜ2次元だけを愛するようになったのか」がまったく描かれないまま終わってすごく気になりました……
ヒロインとヒーローの2人が恋人同士になった後もいろいろ事件が起こるけれど、そこにその理由に関わる事件をなぜ入れなかったんだろう………というのもあって、後半がすこし残念でした。
なにかあるとそれぞれが「自分のせい」と思っちゃうくらいみんな優しい人たちばかりなのも、この漫画家さん特有のほっこり要素だなあと思いつつ、それなのに勢いのあるテンポのいいコメディなのもおもしろかったです。
最初は絵や装飾があまりにも簡素で、「もうすこし丁寧に描き込んだ漫画が好きだなあ。死者のキャラデザとかひどいなあ。設定の矛盾とかあるなあ」と思っていたのですが、読み進めるごとにコレットもハデス様もガイコツたちも魅力的になっていって、漫画家さんの技量を感じられるようになってきました。
恋人同士になってからの甘々な2人もかわいらしい。
わりと長いけれど、まだまだ続きを追っている作品です。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています