4.0
過去の回想シーンにかなり悲惨ないじめ描写があります。本編のホラー展開やグロ描写よりよほど怖かったです。
都合の悪い記憶はまるっと消去、切子を理想のアイドルとして記憶改竄してる主人公が化け物と化した切子よりずっと恐ろしい存在に感じました。
むしろ化け物となってまで初恋の相手である主人公を求める切子のほうが一途で迷いがない。
最後に切子に許されて日常へ戻っていったかのように思わせておきながら、実は…みたいな終わり方は結構好きです。
みずほの行方は1週間連絡が取れていない辺りで察せられます。
そして事件の直後だというのにみずほの安否をまったく心配していない主人公。人間の本質は並大抵の事で変わるものではないんでしょうね。
- 4
切子