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5.0
単行本まで買って何度も読み返した作品
心が荒んでいて、浄化したいと思って久しぶりに読み返しましたがやはり最高な作品です。
読者の方の中には先生とくっつく王道であってほしかったとおっしゃる方が一定数いらっしゃるようですが、私からしたら馬村とくっついたからこそ最高な作品になったと思います。
タイトルが「ひるなかの流星」なので、この物語はあくまでもすずめと先生の恋の物語なんだと思います。
でも恋が実ることだけが恋愛の形ではないし、その経験を踏まえて主人公が成長していく物語でもあるのではないかと私は思います。
成長した結果として馬村くんとくっついたわけで(現実的には高校生のすずめが胸が締め付けられるような先生への恋心より胸が温かくなるような馬村くんへの恋心を選ぶとは思わないですが)、先生への恋心も憧れではなく本当の恋だったと本人も認めているわけですし。
とは言え感じ方は人それぞれなので、王道ラブストーリーがお好きな方は同作者さんの椿町ロンリープラネットを読んだ方が読了後はすっきりするかと思います。
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