5.0
モラハラの陰にある、驚きの理由
原作を読みました。
結婚失敗したドアマットヒロインに救済イケメンがつく典型的なストーリーのように見えますが、それだけではありません!
モラハラ夫の言動には、驚きの真実が隠されています。それを知ったら、深い愛に胸を打たれることでしょう。
序盤、共感できないつまんないモラハラ夫の話と思っている人ほど、最後まで読んでほしい作品です。
- 12
レビュアーランキング 307位 ?
5 | 40件 | |
---|---|---|
4 | 21件 | |
3 | 26件 | |
2 | 23件 | |
1 | 18件 |
11 - 20件目/全75件
原作を読みました。
結婚失敗したドアマットヒロインに救済イケメンがつく典型的なストーリーのように見えますが、それだけではありません!
モラハラ夫の言動には、驚きの真実が隠されています。それを知ったら、深い愛に胸を打たれることでしょう。
序盤、共感できないつまんないモラハラ夫の話と思っている人ほど、最後まで読んでほしい作品です。
サックスプレイヤー宮本大が、単身ヨーロッパに渡り、バンド仲間と共に成長していく物語。音楽に対する情熱、宮本大という人間の魅力、ジャズの魅力、周囲の人々の織り成す人間模様…… そういったものが余すところなく描かれた名作です。
この作品の特徴に、セリフのないコマがいくつも続くシーンが度々出てくるのですが、いずれもその時の音や心情、雰囲気といったものが良く伝わってくるようです。
聴覚過敏気味で大きな音が苦手な私がリアルで楽しむことはおそらくない、ジャズの世界。漫画を通してここまで楽しませていただけたのが、有難いです。
汚部屋育ちの主人公が、大学で良い友だちに出会い、友だちの助けを借りて毒親から逃げる話です。
複雑な家庭環境で育ち、気づいたら母親とふたり汚部屋で暮らしていた主人公。
母親は一見優しいようですが、現実から目をそらし、娘のことをきちんと見ていません。
汚部屋ではなかったが、毒親との共依存関係のつらさは、私もよくわかります。
母親が依存してくるのは物凄いキツい。
何をしようとしても反対してくる。母親の人形でいる以外の価値はないのだと、あらゆる機会を捉えて言われ続ける。
逃げ出したくても、『母親の許可がないとできない』 『自分のことより母親を優先すべき』 と思い込まされていたため、反対されるとすぐに挫折してしまっていました。
就職してからそのおかしさに気づきましたが、完全に抜け出られたのは、母から言われるままに結婚してからです。
それでも、最近までは、ほかの兄弟には普通に良い母だったのに、どうして私にだけこんなだったんだろう、私はそれほど価値のない人間なのかな、とことある事につい考えてしまいがちでした。
母と会うときは吐きそうになりながら表向き良い娘のふりをし続けていました。
母を見送って3年くらい経ってからです。やっと 『娘なら私じゃなくても、誰でも同じ目に遭ってたんだ。問題があるのは母であって私じゃない』 と思えるようになったの。
もっと早く抜け出たかったなー。
主人公には、依存に気づかせてくれて、脱出手伝っくれる友だちが大学生くらいでできて、ほんと羨ましい!
62話、毎日無料分(のんちゃんの小学校入学) まで読みました。
療育への考え方が今と少し違うように感じます。
現在では、『違いを認めつつ、より個人の幸福を高める』 方向に動いていると思うのですが、 『障がいがあっても皆と同じに』 という価値観の頃の作品かな、と窺える部分が随所にあり、それだけで読むのが少ししんどいです。
もっとも、少し前までは、障がいがあることは、半ば公然と貶められてきました。私の母の世代なんかだと、表向きは差別しないけど、影では平然と差別意識をあらわにしてて、自分の親でも見ていて気持ち悪かったくらいです。
そこから 『平等に』 が当たり前になってきた時代が少しあって、そして今…… と考えると、少し前の考え方で描かれたマンガの価値観が全く違うのは、仕方ないかもしれません。
障がいを巡る、さまざまな人の立場が割かしきちんと描かれているので、そこからいろいろ調べたりして考えさせてもらい、本当に勉強になりました。
…… ですが。ここからは、個人的感情での意見になります、ご容赦を。
主人公が超嫌いです!
障がいのある子に対して、不安や焦りや苛立ちなどを、どうしても抱えてしまうのはわかります。
が、自分がそうであるくせに、対外的には 『明るく幸せで正しいダウンママ』 アピールが強すぎる! なんなのこの意味不明な自己承認欲求。
アカの他人の夫婦にいきなり首突っ込んで 『ダウンちゃんは天使。大丈夫だから安心して生んじゃってください』 って……
そんなの、一生親身になって関わる気じゃなきゃ言っちゃいけない言葉でしょ。
『私は勇気出して生んだけど結構勝ち組なのよ』 ってマウント取りに行ってるようにしか見えなかったわ。
そもそも、出生前診断が悪いんじゃなくて、問題なのは障がある人が生きにくい社会と、それに影響される親の思考でしょ。
診断自体は心の準備をするためにもなるのに、 悪いと決めつける描き方、全国の産科医に失礼と思います。
そして、この辺は先ほども書いたとおり、時代的な価値観の違いだと思いますが、他人の迷惑を省みない 『普通に』 『平等に』 の圧が強すぎる。
同級生からケガさせられたら、相手の障がいの有無に関係なく、普通の親は良い気はしません。それが普通で平等の実態です。
都合の良いときだけ 『差別しないで』 を振りかざす身勝手さに呆れました。
途中まで読みました。
レビューでは 「主人公自己中、自分に甘過ぎ」 「精神科を悪く描きすぎ」 という感じの声が多かったので、「本人目線なら、そんなものかな」 と冷静に読んでいたのですが、主人公が 『子ども生まなきゃ良かった』 と嘆くシーンに当たり、思いっきりムカッとしてしまいました。
子ども生んだら幸せになれると信じてた?
でも生んでみたら全く上手くいかなくて、普通の生活を失って、それが子どものせい?
「生むんじゃなかった、もう返して」 って?
いい加減にしろや、と思いました。
子どもを自分が幸せになるための道具とでも思ってたのか、この主人公。
子どもはモノじゃないですよ。
腹の中にいる時から性格もできてくるし、2歳くらいの子に腹の中の記憶聞いたら答えたりもする。
生まれたばかりの子だって、乳飲むのに疲れたら寝たフリするくらいの知恵があります。
ひとりの人間として付き合ってかなきゃいけないのに、何、子どもを幸福のためのラッキーアイテム的に思ってるんでしょう。
それで、上手く行かなくなったら全部子どものせいにして、被害者ヅラ…… 悲劇のヒロインか、脳内お花畑か。
この主人公の場合、病気が治ったとしても、子育てどうする気でしょうね?
イヤイヤ期、悪魔の3歳、理屈っぽくなる4歳、ナチュラルに言うこと聞かなくなる5歳、そして反抗期……
子育てなんて思い通りに行かないことの連続ですけど、その度に 「産まなきゃ良かった。私って可哀想」 って被害者ヅラするつもりなのかな?
子どもにしてみれば、超・迷・惑!
200% 『お前の子なんかには生まれたくなかった』 って思うと思いますね。
医者に 『まずは考え方改めろ』 って言われるはずですよ。
こんな人、毒親にしかならないんじゃないですか? 嫌悪感がすごくて反吐が出そうです。
60話無料になっていたので一気読みしました。面白かった!
以前に映画化されたときの宣伝がギスギスした恋愛ゲーム的なイメージであまり好きじゃなく、ずっとそんな話だと思ってたのですが…… 勘違いだった。
いやめっちゃかわいいやん、かぐや様!
純粋で一途! でも素直になれない!
そこがかわいい!
ツンデレの上を行く…… なにこれ策デレ(策略デレ) とでもいうべきなん?
んで、会長もかわいいですよね。
両片思いなふたりのこのプライド高さゆえの不器用さというのがもう愛しくて、毎回 『かわいい! かわいい! 』 ときゃーきゃー叫んでました。
続きもめっちゃ楽しみです!
この漫画の奥さんは専業主婦だからわかってもらいにくいのかな。
でも、育児中はたとえ専業主婦だとしても、旦那さんの協力が必須です。働いている人にはわかんないかもしれませんが、日中に子どもみながら家事する暇なんてないですよ。
みている子どもの人数が1人しかいないとしても、目も手も離せないのは、保育士さんと一緒です。
目を離すと危ないことする。話しかけてくる、遊んでもらいたがる子どもを無視して家事できますか?
そして、子どもの意味不明な話を一生懸命理解しようと努力しながら聞き、子どもの安全に注意しながら別に好きでもない遊びをするのが、疲れないと思いますか?
いくら子どもがかわいくても、疲れきりますよ。
仕事してるほうが、はっきり言ってよほど楽です。
もちろん、旦那さんだって仕事して帰ってきてるんですから、疲れてるでしょうけど……
子ども風呂入れて寝かすくらいはできますよね?
というか、それくらいはしてもらわないと、妻のほうの業務が終わるのは真夜中過ぎてしまいます。
子ども風呂入れて寝かしつけて起きて残った家事を片付けて…… 家事してると子どもがまた泣きながら起きてきてそれをなだめて寝かしつけて……
自分の時間が全く無いのに、寝る時間は真夜中。年中無休。そのうえ、もし夜に子どもが病気になっても、対応すべて丸投げされる。
『俺は働いてるから』 とか 『俺のほうが給料高いから』 とか言って育児家事にまったく協力しない夫のいる家庭は、めっちゃブラックなんです。
話し合えばいいですか?
それができた家庭は、幸せですね。
まず話しあおうとしても相手にしてもらえなかった、『はいはい』 とバカにして流されて全然聞いてもらえなかった。頼み事をしても断られ、大変だといえば 『段取りが悪い』 『お前が無能だ』 とディスられる。
話せば話すほど傷つくだけなら、話すのは時間の無駄です。
傷つくだけってわかってることに時間費やすより、1分でも早く寝たい。自分の時間がほしい。そうなります。
だから、この漫画にはわかりみしかない。
心当たりがある旦那さんは、口きかれなくなる前に読むことをオススメします。
ちなみに私は口きかない状態がどうにもダメだったけれど、口きくとディスられるのがわかっていたので、旦那に腹を立てたときは先にディスることにしました。旦那は優しくなりました。Mだったんですね。
途中までは面白かったけど、犯人があの女だってバレた後、和真の過去回想が長すぎます…… 続きが気になるから読んでるのに、回想回想また回想。
あの女が和真狙ってジタバタする話とか読み直しても、性格悪すぎて共感とかできないし、無駄すぎる。
この回想いつ終わるの? 誰か教えて。
冒頭だけ見ると、時代錯誤のとんでもない夫のように見える、樺花の旦那さん。
ですけどここには、事情があります。
ひどいのは旦那さんの方じゃなくて実家だった、っていうね……!
昔の家庭ではありがちな話だったのかもしれないけど、家庭内で当然のようになされてる男女差別が、わかりみ深すぎて泣けます。
そうなんだよ! 母親は男の子を甘やかしまくって育てて 「男の子だから」 って金じゃぶじゃぶ注ぐんだよ! 虐げられながら真面目に生きてきた女の子、バカみたいな扱いよ。
きちんと反旗を翻した樺花ちゃん、めっちゃ応援したい!
そして悪役を引き受けても樺花ちゃんを実家から守ろうとする旦那さん、超偉い!
めっちゃいい人です。羨ましいなー。
樺花ちゃんを虐待レベルで厳しく育てたお母さんも、実は昭和な家庭の被害者ですが、ラスト樺花ちゃんと和解して自分だけの人生を探し始めます。
めっちゃいい話なんで、ぜひ最後まで読んでください!
繊細な悩みを抱えながらも、優しいキャラたち。彼らの関わりのなかで広がっていく、繊細であたたかな世界が、本当に大好きでした。
キャラのひとりひとりが、どういう道をとったって、悩んで考えて、人に助けられて選んだに違いない。そう思わせられる稀有なマンガで、どんな展開でも推せるし、続きがすごく楽しみでした。
もう読めないのが悲しい。
先生のご冥福をお祈りします。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています