ソムタム田井のコスプレリポート:現役薬学生×グラドル 三橋くんの「ライザ」コスプレ 試験管の中の液体も自作
配信日:2024/11/23 21:01
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
8月に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、2日間で約26万人が来場した世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット104(コミケ104)」で撮影、インタビューした、「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」のライザリン・シュタウトに扮(ふん)する三橋くんを紹介する。
三橋くんは、コスプレーヤーとしてさまざまな企業の公式レイヤーを務めるだけでなく、グラビア方面でも多数のデジタル写真集やカレンダーをリリース。さらには薬学部に通う現役大学生であり、現在は卒業研究や国家試験に向けての受験勉強にも励んでいるという、多方面でマルチに活躍するグラビアアイドルだ。
このように忙しい中でも、趣味のコスプレ活動には積極的に取り組んでおり、この度の「コミケ」にも自作の衣装で参加。屋上エリアに到着するなり、大勢のカメラマンが長蛇の列を作るほどの人気ぶりで、イベント終了ギリギリのタイミングまで丁寧に撮影対応をしている姿が印象的だった。
そんな三橋くんが今回のコスプレで力を入れたのは、キャラクターを象徴するアイテムである“試験管”を忠実に再現すること……だそうで、特に液体の色味には並々ならぬこだわりがあるという。
「衣装やウイッグに加えて、今回は小道具の制作も頑張りました。ライザはベルトにたくさんの試験管を刺していて、その中にはいろんな色の液体が入っているんですけど、うっかりこぼして会場を汚してしまってはいけないので、色水ではなくスライムを作り、そちらを詰め込みました。色もできるだけゲームの色彩に近づけるように、何度も調整したので、なかなかいい感じに仕上がったんじゃないかなと思っています」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB