4.0
面白かったです。
ちょっといろいろ拗らせ過ぎて(笑)いろいろ行き過ぎなヒーローと、実家の事情などで嫁き遅れている上、侯爵と田舎の子爵令嬢という立場や、そして騙し討ちの様に知らされたヒーローの嗜好(笑)などから少々気後れしているヒロイン。
そんな二人の、お互いだだ漏れなのに自分と、そして相手だけが気付かない(それこそ回りにはバレバレなのに)という、すれ違いというか噛み合わない状態がとってももどかしく時に悲しく、読んでいて凄くやきもきして続きが気になりどんどん読み進めました。
ヒーローの嗜好は、そこに至るまでの事情を知ってもやっぱりどうかとは思うのですが。(笑)
ヒロインがそんなヒーローと相対しても戸惑いこそすれ優しく柔らかく、田舎貴族であったせいで慎ましく、弁えていて、誰に対しても公平で、そういう意味でも貴族令嬢そして侯爵夫人らしいところが良かったです。
ヒーローと家令の主従漫才(笑)みたいなのも面白かった。
誕生した子供がもう少し大きくなったところとか、2人目、3人目…!? とか、そうなってもヒーローはある意味暴走(笑)してるのかな!? とか、もうちょっと続きが読みたいな、と思いました。
- 8