5.0
カタカナ猫語がいいんだよなぁ
あ〜、また一つ猫好きの心を震わせる作品が…。こちらは、特定の主人公がいるわけではなく、「江戸」に住む人々と猫猫の日々の姿が、優しく優しく描かれています。個人的には、猫の台詞?が、所々カタカナで手書きされているところがお気に入り。猫を見て、「今、こんなこと考えているんだろうなぁ」とか、「今、こう言ったでしょ」とか妄想したことのある猫好きになら、きっと分かってもらえるはず。
表立って猫又等、特別な力をもつ猫が出てくるわけではありません。けれども、出てくる猫出てくる猫、み〜んな猫又なんじゃないかって思うくらい、動きが人間くさい!きっと我が猫は、猫又の如く何でもお見通しなのでは…という、猫派の願望が詰まっているからでしょうね。
画の線がしっかりしているので、浮世絵?ステンシル版画?、場面の一瞬を切り取ったような印象を与えてくれる画風です。現代版江戸中江戸外猫人戯画、やっぱり星5ですねぇ、猫派ですから…。
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