みんなのレビューと感想「透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記」(ネタバレ非表示)(2ページ目)

  • お役立ち順
  • 全ての内容
  • 全ての評価
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる
  1. 評価:5.000 5.0

    親である自分、子である自分

    幼い頃、親は絶対的な存在でした
    親の言うことが世界の常識だと信じて疑いませんでした
    思春期のある日、母親にひょんなことで叱られ部屋で一人で泣いていたら、
    「ごめんね、あなたはなんにも悪いことしてないのに、お母さんイライラしてて怒っちゃった。お母さんが悪かった。ごめんね」
    と謝られました
    その時から親でも間違うんだ、大人のすることが全部正解じゃないんだ、という驚きと共に親離れが始まったように思います

    時が経ち大人になった今、この物語を読んだとき
    親について、子どもについて、たくさんの感情が湧きます
    そして同時に
    子としての自分、親としての自分を鑑み
    気付いたら涙が止まらなくなります

    グチャグチャに泣きながら
    たくさんのごめんねとたくさんのありがとうを言いたくなる作品です

    by 匿名希望
    • 47
  2. 評価:5.000 5.0

    改めて

    ネタバレ レビューを表示する

    無事に出産できた事。
    元気に産まれてきてくれた事。
    本当に感謝する事ができました。

    手のかかる三歳児、三ヶ月の次女の育児をしていて本当に疲れてしまう事もありますが、元気に問題なく産まれてきてくれた事は奇跡なんですよね。
    当たり前ではないんですよね。

    その他にも沢山考えさせられる作品でした。
    全て読ませて頂いて、衝撃的な内容もあって悲しくなる場面もありましたが、、
    全ての赤ちゃん、子供には幸せに生きて歩んで欲しいと強く思います。

    読んでから、以前よりも子供をとても愛しくなり思わず抱きしめてしまいました。
    長女には「やめてぇー」なんて言われちゃいましたけど(笑)

    素敵な作品、有り難うございます!!

    • 47
  3. 評価:5.000 5.0

    是非男性にも読んでいただきたいです

    ネタバレ レビューを表示する

    自分の育児を思い出しながら泣いてしまいました。

    1人目の時3日間の陣痛を経験しました。
    そのニヶ月前から前駆陣痛があり毎日寝不足で本陣痛の時は一睡もできない状態で出産しました。
    分娩室に入って直ぐ産まれたので安産でしたが当時はもう二度と産みたくないと思うくらいでした。
    産後鬱も酷く当時は生きてる感じがしませんでした。
    作品中にあった奥様を亡くされた旦那様のように私も「子供が寝たら死のう」「明日こそ死のう」と思ってました。
    ある日、子供が笑いました。
    私を見て笑いました。
    偶然か勘違いかなんてどうでもいいです。
    その時私も子供は私を見てくれてたんだと思い頑張れるようになりました。
    今では毎日が楽しいです。
    辛いこともたくさんありますが目が合うと笑ってくれる子供がいるおかげで頑張れます。
    1人目のおかげで2人目妊娠を考えられたんだと思います。

    中絶…
    いろんな理由で中絶する人がいると思います。
    1人目の妊娠をきっかけに私の身近にも中絶した、流産した、経済的な理由で上の子施設に預けてるけどまたできちゃった、といった人がいることを知りました。
    流産をきっかけに離婚した友人もいました。
    きっかけは夫の浮気です。
    自暴自棄になった友人は好きになった男性と付き合う前に男性の子供を妊娠しましたが男性からは逃げられました。
    バツイチで子供もいる人だったので子供ができても責任取ってくれると信じてたそうです。
    胎盤剥離と診断され緊急帝王切開で一ヶ月早いお産でした。
    母子共にとても危険な状態だったと彼女の母親から聞きました。
    元気な赤ちゃんが産まれましたが彼女はシングルマザーです。
    私の子供の方が3ヶ月早く産まれており彼女とも子供同士も同い年ということもありとても良い友人同士ですが彼女の心の闇は私がどうにかしたくても触れてはいけない気がしました。

    是非男性に読んでいただきたいと思ったのは性について知識もないのに性処理のためだけに女性を扱う男性がいるからです。
    全ての男性がそうだということではないのでご理解ください。
    私も性について曖昧な知識しかない頃年上の彼からコンドームがなくても中に出さなければ避妊になると信じ込まされたことがあります。

    男女とも性についてちゃんと学ぶべきだと考えさせられる内容でした。

    by 匿名希望
    • 39
  4. 評価:5.000 5.0

    とても心に残る作品です。
    産婦人科には元々出産のイメージしかなく
    良い場所のようなイメージでした。

    自分は婦人病で子供のもてない身体に
    なってからは天国と地獄の混在した
    場所になりました。

    待合室では幸せそうな人と病にて
    不安そうな人が入り混じって。
    中待合では扉を隔てて向こうが天国
    手前は地獄。
    通院中はその差におかしくなりそうで。

    でも、時が立ちこの作品を読んで
    私の他にも辛い経験をした人がいて
    共感出来たことは救いとなりました。

    是非、若い子や親子関係に悩んだ時、
    読んで欲しい。
    少なくともお母さんはこうやって
    生んでくれたと、生を受けたことに
    感謝出来るのではないでしょうか。

    • 38
  5. 評価:5.000 5.0

    私は…

    ネタバレ レビューを表示する

    10代の時に人工中絶をしました…
    若気の至りとはいえ決してやって良いことではありません。
    ただ中絶はさた女性は心身共に傷がつくのに相手の男にはつかない。
    でも、この話を読んでいく内に作者様のような方が居ることを知りました。

    世の中には何度も中絶を繰り返してる人がいますが、一度この漫画を読んでほしいと心から思いました。
    私は自分の勝手で亡くした命の罪の十字架を背負っていきます。
    最後にこの漫画は小中等の学生さん達の授業に使えたらなとも思いました(´・ω・` )

    • 38
  6. 評価:5.000 5.0

    何度も読んでしまう

    バナーでずっと気になっていて、、ついに読んでしまった。1話で号泣。2話で涙腺が壊れた。シンプルで優しい雰囲気にリアルな描写が胸にぐっときてしまう。

    この中にこれを読むあなたの話がひとつ、あるかもしれない。私の話もいくつかあった。思い出し辛くもなったけど、ふっと心が楽にもなれた気がした。
    今1歳3ヶ月になった息子を何度も何度も抱きしめ、その甘い香りを胸いっぱいに吸い込んで、1日1日を大切に、丁寧に育てようと思った。
    命は尊い。をダイレクトに心に打ち込んでくれる作品。すべての命がおめでとうと言われ親から愛されて欲しいと心から願う。

    by 匿名希望
    • 36
  7. 評価:5.000 5.0

    初めて泣いた

    ネタバレ レビューを表示する

    子供2人いて、1人は成人しています。
    不妊症だったので2人の年齢差は12歳。結構おばちゃんだし、感受性も鈍ってきたのか、こう言う出産もの不妊ものを自分に置き換えてみる事が多いのですが、綾野剛さんがやってた某漫画も見ましたが、悲しいなとは思うものの泣くには至らず、今回物の見事に泣きました。
    絵がラフなのに、あのお日様に当てて童謡を歌って送り出す生まれてこなかった子たちは毎回泣いてしまいます。
    2話目の最後も泣いてしまいました。本当に若い子を、中心にみんなに見てもらいたい。傷つくのはいつも弱者だと言う事実。
    この作品を世の中に出してくれた作者さんとバナーに、載せてくれた会社に感謝します。

    • 35
  8. 評価:4.000 4.0

    "命"と"話す"ということ

    ネタバレ レビューを表示する

    前々からバナーで気になっていましたが、無料話があったので良い機会だと思い読ませていただきました。
    始めは、
    「中絶かぁ…最近は10代の子が考え無しで性行為やなんか馬鹿な事やるけぇ、そんな人に宿った子がホンマ可哀想よな…。子は親を選べんのに……」
    と、中絶に対する嫌悪感で一杯でした。
    でも実際に内容を読むと、そんな事よりも"命の大切さ"ということを考えさせられ、涙が止まりませんでした。今でも簡単に中絶を選ぶ人はやっぱりどうかと思います。幼い子供や抵抗出来ない状況ならともかく、性行為自体は自己責任の面が強いですし…。ただ、その中には本当に様々な理由を抱えた人だって居るし、そんな立場にも妊娠した事すらもない自分が好き勝手言うのは、根本的に何か違うんじゃないかという気がしました。
    あと、透明な子ではカナちゃん程ではなく一度だけでしたが、実際に自分も小学低学年の時、実の兄から親の居ない時に押さえ込まれ体を触られたりした事があり、その時の恐怖を思い出してカナちゃんや同じ辛い思いをした子達は一体どれ程傷付いたんだろうかと、1話を読んだときとは違う涙が溢れました。
    この事については大人になってから母親にだけ「こんなことあったかも…」という昔話のように話しましたが、話している間中泣いてもいましたが、実はあれは夢か自分の勝手な妄想か何かだったんじゃないかという感覚に襲われました。
    やはりそれは当時、
    「出来の悪い自分が悪い」
    「親は不在だから兄が絶対的存在」
    「誰にも言えない、言える人が居ない」
    という自分が我慢するしかない状況下で、その記憶に蓋をして頭から消したからだと思います。
    今でも兄とはとても仲は良いですし、された時もプロレスごっこの延長だと思い込みました。
    ただこの経験からも思いましたが、性虐待は本人の訴えは無いし出来ないからこそ、やはり周りが何とかして気付いてあげなくてはならないと思いました。
    勿論"性虐待に限らず"です。
    そして、この作品を読んだ人がたった一人でも良いから【話ができる人】を見つけるべきだと思いました。
    何でもどんなことでも構わないです。日常の些細なこと、悩み、怒り、幸せ、楽しみ、苦難、希望………。
    大事なのは"一人じゃない"ことに気付けるかどうかということ、そして陳腐な言葉になってしまいますが"命の大切さ"を、私はこの作品を読んで改めて考えさせられました。

    by 玖琅
    • 35
  9. 評価:5.000 5.0

    思春期男子&女子から 大人まで お薦め!

    作家さんの他作品より とても読みやすいです
    決して上手ではないけれど 親しみやすい可愛い画で
    一気に読みました

    作家さんの実体験に基づく20年近く前の
    産婦人科の実態ストーリーですが
    アスペルガーだという作家さんの視点での描写が
    押し付けがましくなく 淡々とした作風で
    読む側に 様々な想いを 沸き起こします
    20年近く前が こうなら 現在は どんな状況に
    なっているのか。。何だか怖い気がします

    少女漫画でさえ 性描写があふれている今現在。。
    安易に 大したことないと思っている行為の裏に潜む
    リスクに ドキッとします
    学校の図書館に置いて 思春期の中高校生に
    是非 読んでもらいたいと思いました
    やや女性寄りですが 男性にも お薦めです

    • 30
  10. 評価:4.000 4.0

    評価し難い作品

    ネタバレ レビューを表示する

    言葉では言い表せない感情がわいて、泣いてしまいました。2話目は、目を背けてしまうくらいショッキングな現実です。健太くんの真実はわからない。どうして生まれてきてくれたのか。彼の幸せとは何だったのか。お母さんはその後どうなった?あんな弱い人、健太くんなしで生きていけるのだろうか。作者のように信じてくれる人は、身近にいたのだろうか。愛情に包まれた最期と、どんなに綺麗事を並べても、窒息死だなんて苦しかっただろうな。

    「虐待するなら生まなきゃいいのに」「堕胎なんて最低」よく耳にします。命ってどこからはじまるのだろうと、この作品に出合い本気で考えました。

    正直、読まなきゃよかったとさえ思います。子育てが怖いです。でも親の責任って本当に重いものと実感できました。
    私も息子を出産できたこと、夫と家族、環境すべてに感謝します。そして息子を大切に育てていきたいなと思いました。

    • 30
全ての内容:全ての評価 11 - 20件目/全15,899件

無料の作品

今すぐ読める!無料漫画コーナー