4.0
全部読みました。
どなたかのレビューにありましたが、
作家さんは恋愛の幸せな部分を描きたいと。
本当に終始、ぶれることなく、結婚までいきましたね。
でもそれが現実味がないというか。
はなえさんは、恋愛経験豊富な二人の男性からすると、駆け引きがなく、素直真面目で一生懸命、一途なところが魅力的に見えたのでしょう。
浅尾さんは、似たような打算的な女の子ばかり見てきて、はなえさんが新鮮だった。それは分かります。
浅尾さんのペットみたいって流れの話も納得でした。
でも、たのくらくんは、、
やはり早すぎる気がします。
元々年上が好きで、年齢に抵抗がなく、
本人が精神的に凄く大人だから大人の女性の方が合うのかも。
でも、途中から終わりまで、あれ?これって、はなえさんのいいような、つまり、この年頃の年齢の女性が望む展開になってるだけじゃない?と思えてしまいました。
たのくらくん、大学院に行って、そのあと博士課程に行って、何かやりたいことがあるのかと思っていました。
彼ならそういうやりがいのある仕事に就くと思っていましたが、年上の妙齢の女性と付き合ったばかりに、早くに結婚を決めてしまい、もったいないですね。
そこまでするほどの魅力が、はなえさんには感じられませんでした。
もっと、結婚は決めたけど将来を考えて躊躇したりとかあってもよかったのでは??
それにもう、たのくらくん、何でも受け止めすぎです。
最初の方はまだ若いやんちゃな感じも出ていたのに後半は大人より大人なかんじで、
なんだかたのくらくんという人物が本当に妄想の中の人で、現実味がないまま終わりました。
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