全166件
31件
表示条件を変更する
変更しないで閉じる
5.0
エロの要素を持った美しいラブストーリー。
絵もストーリーも素晴らしいの一言。最後は感動しました。
エロチックな要素とラブストーリーを絡ませながら心理描写をちゃんと描き、上手に引っ張りながらラストまで見せる手腕が光っていました。
プロの仕事が見れた思いがします。
素人にはできないスムーズな話の展開でした。
それから画力はとても高く、女性の身体のラインがとても美しくエロチックに描かれています。
また詳しくは書きませんが、陰謀の要素や、ネトラレ、乱○など、興奮するシチュエーションなどもあり、読者を飽きさせない工夫も高く評価できます。
ただのエロ漫画ではなくラブストーリーとしてもよく出来ているので、男女関係なく安心して勧められる作品だと思います。
ただこの作品は読者の好みに大きく左右されるでしょう。
絵も台詞も上手に雰囲気を出していますが、感覚が合わない方もいるようです。
少しだけ優秀な作者の為に擁護しておくと、絵柄というのは個性であり、セリフの言い回しなどは作者の好みであり、昭和テイストは意図的な物だと思います。
一部に「古い」という批判もあったので気になりました。あくまで個人的な見方として書かせていただきます。
絵柄は個性であって新しいも古いも無いと私は思います。
ある時代の傾向として見られる流行りの絵柄というのはありますが、今の時代、絵のバリエーションというのは出し尽くされていて、新しい絵柄などもう存在しません。
100年後も絵のバリエーションの数は現在と変わりません。
なので今の時代の漫画家は自分の美意識に合った絵を書いているだけで「新しさ」を目指す必要はまったくなく、どういう絵にするかは作者の美意識で決まります。絵柄は個性だと思います。
いくら人気のある絵柄であっても、多くの漫画家に採用されたら似たような絵ばかりで市場は溢れてしまい、それではつまらないでしょう。
台詞の言い回しは、この漫画の雰囲気に合っていると思います。
そして、どの世代にも分かるように書くのが望ましいし仮に現代の若者が使うような言葉遣いを採用したら逆にダメになっていたと思います。
ネット上で使われているような言葉の多くは、十年後には「死語」になります。いつまでも読まれる作品にする為は、最近の言葉はなるべく使わないようにするのが創作の基本だと思います。
-
63
