3.0
百鬼夜行 何でもアリです
出典は「なかよし」ですか、そうですか。どうりで、何でもアリだと思った。主人公のココは、生まれ変わりの「花嫁」、ただ、生まれ変わり前と後が別人格なので、多少ややこしや〜だけど。そして、ココを巡る中心人物の零と十は、神落ちの鬼兄弟。そこに、天使やら妖やら、その上、全能神ゼウスまで、まさに百鬼夜行、うん、もうお腹いっぱい。彼らが、敵対したり、寝返ったりと、まあ忙しいこと、画もカッコいいときと、ごちゃごちゃするときとそれぞれあって、好みの分かれるところかもしれません。
ラストも、ああ「なかよし」系かなと。よく言えば丸く収まる、悪く言えばご都合主義かと…。特に、零と十の兄弟に挟まれ、ココはどんな選択をするのか、読者はヤキモキしたと思いますが、な〜るほど〜という着地点。誰もが不幸にはならない終わり方、反面、十ファンにとっては、はいはいそうですか…という感じでしょう。ちょっとキツめレビューですが、安直ラストがお好みの方にはお勧めします。何でもアリの安心ストーリーです。
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