5.0
ついに完結!
私は荒川弘作品初読みでした。鋼錬が人気だし、有名なのは知ってたけど、私は断然こっちの方が話の内容が深くて、「食」について色々考えさせられました。
話の内容としては、北海道の都心にいる少年が受験戦争から逃れて、心の癒し的なノリで農業高校に来たら、周りはガチ農家やガチ酪農業育ちのご子息ご令嬢の集まりwときたから、少年的にとにかく全ての事にカルチャーショック。そんな少年が高校生活から大学その後をちょっと描いた作品です。荒川弘先生自身の実体験が書いてあるそうなので、かなりリアリティも追求されていると思います。ほんのちょっぴり甘酸っぱいところもあるけれど、銀の匙という作品名の通り、農業高校を通して「食」を学ぶ。読んでてお腹も減るし、何より昨今のお肉のありがた味がよく伝わる作品でした。今時の子供達は魚の切り身が魚だと思っているそうですが、そんな子供達にも読んでもらいたいなと、私は思いました。
無駄に豚飼って名前付けて屠畜までを実体験しなくても、漫画から学べることはある。
でもまだまだ読みたい作品だったな!!!!完結するのが本っっっっっっぅっ当に寂しい!!!
- 8