5.0
涙が出ました
一気に最後まで読みました。
障がいがある子どもを育てる物語は沢山あるけれど、障がい者の子ども自身の気持ちや境遇はなかなか無いと思います。
私は知的障がいと自閉症を持つ子どもがいますし、精神障がいを持つ母親もいます。
ずっと子供の頃から周りに甘えられず、それなのに母親の事が周囲に話せない・話したらきっと離れてしまうと思っていたり。
あんなに柚子や周りから愛されてきたのに、どうしても、障がいがある人への接し方が普通の人以上に敏感になってしまう。
そして、この人ならと思って付き合い、結婚の話になった時にあんなに侮辱されるとは。。
母親のせいで可哀想と相手の母親に言われた時にストレートに言い返したひまわりに、読みながらかなりスカっとしました。
その後福祉の道に進むけど、ひまわりと同じ立場の知的障がい者の子供達への支援は必要不可欠なんだと改めて感じました。
家族会、兄弟会は世の中沢山あるのに、子ども会って無いけど、誰にも辛さを打ち明けられない。どうしても辛い事がおこると障がい者である親を恨みたくなくても恨んでしまう。そんな自分も嫌になったり。
この漫画にはピアカンという当事者同士で気持ちを発散したり伝えあう大切さが書かれているなあと思います。
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