3.0
途中からは微妙
昼はパンティを作っている中小企業の冴えないサラリーマン、そして夜は広域暴力団のトップという真逆の2つの顔を使い分ける近藤さんの日常のギャグ漫画として始まるのですが、
昼職はドンの生来の残忍さを止めるための手段だったと明かされてきてからは、
実は近藤さんは深謀遠慮に長けた大人物で、彼に影響を受けた人達が少しずつ争いをやめていく…みたいな展開に。
一応、課金課金しながら途中40巻の最後のエピソードまで読んでしまったのですが、
正直、お金払って読んで良かったと思えるのは、坂本健のお葬式くらいまでかな…と思ってしまいました。
鬼州組4代目姐さんあたりからは、
度々起こる抗争を、近藤さんが相手のドンに影響与えるような人物に接触して、漢気見せて感動させて、ドンに掛け合ってもらって…の展開が多く、
そしてその大人物ぶりにドン達は焦り、むしろ早く近藤さんを片付けなくては…とますます躍起になり…といった感じのパターンに。
同僚の秋野さんとの恋愛は、もどかしすぎて、小中学生向けの少女マンガのようだし、
総長としてのお出ましの大半は、
秋野さんや昼職の同僚たちのピンチを救うため、多数の子分を引き連れてチンピラを蹴散らしに行くばかり。
それで思慮深い総長みたいな顔してるのは、都合良すぎるような気がしてしまいました。
ギャグ漫画のまま通してくれたら、面白かっただろうになぁ〜というのが正直な感想です。
- 20