4.0
魔性の義父…執念で愛を勝ち取る!
タイトルは確かにアレですけど、内容的には合ってますね(笑)
でもすごく引き込まれて一気に読んでしまいました。
作家買いでしたが、さすがはひなこ先生!
キャラが魅力的でストーリーもきちんとまとまっていて読後感が深いお話です。
ラストはハッピーエンドなのかな~
受が策士というか、攻への絡みつくような盲愛(執着)ぶりに背筋がゾクッとします。
ストーリーとしては
再婚で義父になった人が魔性のゲイで、真面目で純朴な息子を毒牙にかけてオトす…最初はそんなドロドロした感じで始まるのですが、読んでいくうちにどんどんキャラの印象が変わってゆきます。
義父は単なる男好きネコではなく、いろんな事情があり結構悩んだり、大人としての顔を見せたり。繊細で危うい、惑わすような魅力がチラチラしたり、息子を振り回す魔性のエロさを持ってます。紆余曲折ありつつも最後は好きな男(ノンケ)を手に入れ、社会的にも上手くカムフラージュ婚を成立させ、愛を勝ち取ったわけですから。
やるな~と思いました。
攻の息子は、始めこそ混乱して拒否ったり(まぁ普通の反応ですよね)怒りでドSぶりを発揮したり(笑)でも結局ハメられてというより、自分から受の色気に惑わされて行った感アリです。とは言えもともとが真っ直ぐな良い子なので、お母さんの事も考えつつ、自分の気持ちに気づいてからはちゃんと義父に本音を伝えます。
保健室でのエッチは「オイオイ、ここでヤるのかい」と一瞬ハラハラしましたが、ラブラブ甘あまなHで胸キュンでした。
で、あの結末→別居宅でイチャイチャ~恋人同士の至福を楽しみながらもきっちり将来まで見据えた(→一生君を離さない宣言)ヤンデレ怖モノロ―グ!!
ここはマジでやばかった。いやでも義父の執念勝ちですね。幸せになって欲しい!
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