5.0
矢神くんを機に、藍川さき先生の作品を順々に読み進めているところです。
純粋で可愛らしく優しい女の子と、一見チャラくて俺様で一途なイケメン、チャラくなくちょっと硬派で落ち着いてて同じく一途なイケメン、さらにもう一人恋敵のイケメンが登場する作品もありますが、一人の女の子を巡ってイケメンが本気になる藍川さき先生といえば!という旧友でもある三角関係の設定が大好きです。
今回のライバル役の女の子の邪魔の仕方はやや本気モードで、現実だったら凹むな〜って思っちゃうくらい、感情移入しちゃいました。
それでもドロドロとした嫌な感情が沸いて出てくるような三角関係じゃなく、二人のイケメンの間で揺れ動く描写、でも全員相手を想う気持ちは本気で、シーンの一つ一つが甘酸っぱく何度も胸に突き刺さります。
三角関係ではなくても、多くの人が10代の頃に胸を痛めたことがはあるのでは?
二十歳頃に素直になれず不完全燃焼した恋心を思い出し、決して悪い意味ではなく胸が痛くなりました。
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