みんなのレビューと感想「あずみ」(ネタバレ非表示)

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  1. 評価:5.000 5.0

    悲しき運命を背負って生きる美しき少女

    独特の世界観を描く小山ゆう先生の時代劇漫画。小山先生には「がんばれ元気」で初めて出会って、「スプリンター」に魅了され、「おーい龍馬」で日本の歴史上の偉人への愛着を深めさせていただきました。これまで作品は男性が主人公でしたが「あずみ」は女性を主人公に据えた作品です。物語は登場人物にとって厳しく、辛く、悲しい出来事の連続ですが、小山先生の描くヒロイン女性の魅力的な容姿に惹かれて最後まで楽しませていただきました。歴史物が好きな人や小山先生の絵が好きな人にはおススメです。

    • 10
  2. 評価:5.000 5.0

    家康と秀頼と柳生と天海の歴史フィクション

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    長編だけど、あずみの強さに圧倒されつつ、ピンチにはハラハラさせられっぱなしで、引き込まれてあっという間に読み切りました。

    爺がだれなのか、何故タイトルがあずみなのか、読み進めていくと、後半につれて明らかになっていく。

    柳生とか、服部とか、伊賀、甲賀など、忍びや御庭番衆もたくさん出てくるけど、柳生宗矩が本当に悪い奴で、日本も昔は中華の歴史ものばりに、暗殺・暗躍・はかりごとのオンパレードで、刀時代の斬り合いの残虐さや、切腹の理不尽さとか、銃という武器の卑劣さなど、色々リアルに感じさせられる作品。

    本当に多くの命が散っていき、たくさんの出会いと別れを経験するあずみだけど、キクとの別れは大きな心の分岐点になっていた。

    中でもやっぱり千代蔵との別れは、あずみの悲しみと落胆のピークになったと思う。
    フィクションだとわかっていても、読んでいて涙がとならなかったし、思い出しても込み上げてしまう。

    徳川の忠臣で、天海和尚の信奉者である小幡月斎という人が、家康と天海の描いた天下泰平を実現するために、最強の剣士たち育て任務を遂行させようとしていくのが始まりのストーリーで、あずみの子供時代から、成長過程での心の機微が描かれている。
    本当におススメです。

    • 6
  3. 評価:5.000 5.0

    大作‼️

    失礼ながら私も、「昔の作品だから(古臭い感じがして?)きっと世界観が馴染めないし、とうてい面白いと思わないだろう…」と思っていたひとりでした。しかし読んでみて評価は一変‼️こんなに引き込まれるストーリーが他にあるでしょうか。ハラハラドキドキなしでは見れませんし、時折ある恋のキュンとする感じもGOOD。なかなか上手くいかないところもいいのでしょうね。あずみは闘う女性なので。来月にならないと課金できないから先を読みたい気持ちをぐっと堪え、これからのあずみの活躍を応援したいと思います。

    • 4
  4. 評価:5.000 5.0

    どんなに過酷な日々でも

    第一話から度肝を抜かれる過酷な設定。あの、世の親御さんが安心して子供に与えられるってかんじの子供漫画をものしていた小山先生が、大人向きの媒体に来るやこうなのかと騒然としました。

    しかし、あまりにも魅力的なヒロインのその後が気になりすぎて読み進めると、どんなに血塗られた人生を歩んでいても、人は愛に目覚め、自分でそれを育むのだということを教えられます。これが不憫でありつつも、ヒロインたちの過酷な日々を輝かせるのです。

    自己愛だけで生きている美しい強敵の行く末なんて、小山先生、ここまで遠慮なく、容赦なく人間描写を極める作家さんだったんだと感動させられます。

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

    主人公の魅力

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    昔途中まで読んだのですが、頭から読み直し、最後まで読了しました。
    この作品の魅力は、なんと言っても主人公あずみの魅力でしょう。ショッキングな第一話から始まり、当初は特殊な鍛錬を積んだ仲間たちとミッションを遂行していく話かと思わせますが、仲間たち、そして育ての親、爺も割と初期の段階で命を落としてしまう。
    つまり、この話は「ミッション達成」系の話ではありません。
    では何なのか?
    「菩薩の心」を抱いた女刺客であるあずみが、運命や、自分の存在が周りを危険に晒す現実に悩みながらも自分なりにベストと思える選択をしながら懸命に生きる姿を描いた作品であり、私たち読者はそこに心を打たれるのだと思います。
    あずみの危機を救った人物は何人もいますが、個人的に一番感動したのは、少年Gが命懸けで救ったシーンです。
    後は耳の聞こえないCとのやり取りと彼の死後にあずみが想いを巡らせる所も好きでした。
    これからも折に触れて思い出す名作だと思います。
    史実的、あるいは戦闘力的には荒唐無稽とも言えますが、何故か不思議な説得力を感じてしまいます。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    過酷な運命

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    小さい頃からある事の為に毎日辛く苦しい鍛錬をし続けて、最後は好きだった男の子と

    殺し合い、勝った方がくの一として仕事をして行く運命を背負ったあずみ。

    まだ子供で、爺に言われる事に従うだけだが、色々な厳しく辛く悲しい事を経験して、

    身体も子供から大人へと変わり、人としての感情も経験して、疑問を抱く様になる。

    あずみの人生そのものの成長の記録でもあると思う。どうなって行くのか目が離せない。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

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    タイトルは知っていましたが、初めて読みました。40話までです。
    戦国時代、戦乱で親を亡くした子ども達が山奥で秘密裏に暗殺者として育てられ、やがて「戦を仕掛ける者を成敗する」という大義のもと、徳川のために暗躍しはじめます。
    昨日まで仲良く話していた集落に「おはよう」と乗り込み、老若男女をバサバサ斬り捨てていくあどけない少年の姿に息を呑みました。
    爺に洗脳された子ども達にとって、爺の言葉は絶対で、盲信的に任務を遂行していくのですが、成長とともに自我も芽生え、外の世界を知り、少しずつ感情が育っていきます。
    立場が変われば正義も変わる、このことに気づいたとき、あずみはどう行動するのかなと考えさせられました。
    話数が多いので読み切るのは大変そうですね。

    脱線ですが、るろうに剣心とあずみと精霊のナントカっていうドラマが自分の中で混同していて、冒頭なちが死んだシーンで、あれ?なちって佐藤健じゃないの?もう死んじゃうの?と思ってしまいました。
    そして、あずみはずっと綾瀬はるかさんで脳内変換されていました(正しくは上戸彩さんでした笑)

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    江戸幕府創生の物語

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    以前紙のコミックスで一通り読んでいたので、懐かしさと共に読み返しました。時代は徳川家康秀忠親子の頃、江戸幕府創成期の物語で、後の平和な世の中になるには、歴史上名も無き者達の日の当たらない活躍があったとする、かなりスケールの大きなストーリーで、内容も使命を果たすために、過酷な試練や困難を乗り越えていくものです。なお、主人公のあずみ、かなり早くから一人で立ち向かうことになるので、その先の展開のためにも、仲間をもう少し先まで生かして活躍させてもよかったのではと、初めて読んだ時から思っていました。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    めちゃくちゃ面白い

    古い漫画なのでどうかなぁと思いましたが、読んでみたらめちゃくちゃ面白いです!
    登場人物はみんなが綺麗でかっこいい人物ばかりでは無いですが、物のなかった時代、きっとこういった人も普通にいたであろうと当時を想像できます。
    あずみの圧巻の剣技も魅力ですが、仲間を失って傷つく様子や任務に葛藤するような人間味あるところもしっかり描かれていて惹きつけられます。
    強さだけじゃない、仲間思いの優しさや無邪気な表情をみたらファンになります。絵はたしかに古いですが、本当にオススメです。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    個性豊かな小山先生の画風がクセになる

    ずっと小山作品の絵柄というか顔が苦手で読めず嫌いだったが、歴史の興味から「お~い竜馬」で初めてちゃんと読んでみたら、たちまち大ファンになってしまった。クセがあるかもしれないが、とにかく顔の描き方が個性豊かで、身分の差や性格までもが表現されていて、すごい画力。見ているだけで楽しくて面白い。主人公はおおむね定番の綺麗な顔をしていて分かりやすいが、竜馬もあずみも笑顔が明るくて可愛く、魅力的に描かれている!

    by 匿名希望
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