5.0
元気!元気だった?
自分が小学生のころ夢中で読みました。元気と境遇もなにもかも共通点など一つもないのに、なぜか自分と重ね合わせて、芦川先生に恋したり、三島さんを憎んだり好きになったり。
東京に出て来てからの生活にはドキドキハラハラして、一歩ずつチャンピオンへの道を、とうちゃんとの夢に近づいていく元気を応援しました。
40年以上も経ってあらためて読んでみると、いま自分が筋トレやラン好きなのは元気の影響だったのかも?
小山ゆう先生の作品は、けっこういいところで完結して、その後の読者の想像力を駆り立てるものが多いと思います。チャンピオンになる夢をかなえたあと、田舎に戻って平穏な生活が果たして送れたのか、おじいちゃんおばあちゃんとの約束を守って学業を終えた後は、頭のいい元気のことだからきっと、もしかしたらスポーツ関連の医師になっているかな?それとも?などと考えるのも楽しいです。
(火山くんと石田さんのその後、芦川先生と関さんはどうなったのかなー、とか)
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