みんなのレビューと感想「まだ、生きてる…」（ネタバレ非表示）

本宮ひろ志、屈指の力作

本宮ひろ志さんのマンガですが、
「しゃあー！」
と叫ぶ威勢の良い男性は出ません。
主人公は長年勤めた会社をリストラされ、家族に逃げられた惨めな初老の男性、一文無し。

全てを諦め、死を覚悟した先のカタルシス。
そして「死ぬまで生きる」という決意、サバイバル、新たな出合い、死･･･。

「生きる」とは何かを鋭く問いかけるシンプルで力強いストーリーが胸に響きます。
是非とも疲れた現代人に読んでもらいたい力作です。

オススメ！

考えさせられる

男は家庭を持った時、仕事に対する考え方はその家を守ることに向くと思っています。しかしその思いが裏切られ、一人きりにされたときに、何のために生きているのかというところまで追い込まれます。死のうとしたけど死にきれなかったとき、サバイバル生活を選択することは自分はないけど、この作品が言いたいことはサバイバル生活のことではなく、人生と向き合いながら死ぬまで生きることを選んだ男の生き様だと思いました。

続話出てる！

だいぶ前に購入してもう終わったと思っていたので続編が出ていて嬉しいです。この作品に出会い生きるとは？と自分に問いかけ考える機会を貰えました。今は便利になり買い物・電気・通信機器ets…全てあたり前だと思い感謝する気持ちさえ忘れ淡々と生活している。便利さが心を少なからず貧しくしている。この作品を読むと《生きること》の原点に戻れる気がしてとても好きです

胸に響く作品

人とは何か、幸せとはなにか。血のつながりとは。
今までたくさんの作品を読んできましたがとても心に響く作品でした。

若い時分にはわからなかったかもしれないが
年齢を重ねた今とても考えさせられ染み入るものがあります。

無料分だけ読んで書いたんだろうな、
というとても浅いレビューが多く見受けられますが

ぜひ最後まで読んで欲しいですし
その価値があると思います。

かつこいいですね。

ネタバレ レビューを表示する

まだ始めしか読んでいませんが、山にこもって自給自足。とても大変だろうけどなんかすごいですよね。きっかけは奥さんに逃げられた事なのでしょう。普通はこうなる前に奮起してパソコン勉強するなど、大事になる前に手を打つのですが、まあそこは漫画なので。いずれにせよ、本宮先生の作品は独特の世界観がありカッコいいですよね。

感動しました

久しぶりに胸が熱くなる漫画を読みました！人がどう生きてどう死んでいくのか、、、たくさんの人がこの漫画に出会って魂を揺さぶられたことと思います。私もその一人です。労働力として生まれてきてお金に振り回される人間の一生に疑問や違和感を感じる日々ですがこの漫画を読んでいて自然に涙が溢れていました。

生きていく

以前、最終話迄、読んだ事は無かったが、
今回最初から最後まで読んでみて、感じた事はプライドも持ち続ける事も大事だが、
素直になり、自身の駄目な部分をさらけ出し恥ずかしさを知り、その後何かを手に入れる事が出来る。その事を思い起こして
くれた、漫画でした。ありがとう。

すごく良い

ブラボーです。久し振りに胸が熱くなる名作を読んだという満足感があります。たまたま無料分を読んで、そのまま全部買ってしまいましたが、買って良かったです！

面白かった

冴えない男性が定年退職後、妻から離婚され退職金も取られ…自殺をはかるも…失敗…そこからの第2の人生…精悍さを増していく姿にひかれました。そして男性の死亡後、父をさげすんでいた息子が、父の日記を頼りに同じ生き方をする。漫画だけど…小説読みきった感ありです。

生きる本質

素晴らしい作品でした。
人が生きていくとは何なのか、幸せとは、社会とは？
見失いがちな人の生の本質について考えさせられる作品。
わたしも環境は違えどこのように生きたい。
読んで良かった！
実際の本で買い直して本棚に置き、時々読み返したい作品です。