5.0
「種の多様性」への挑戦状?
3015年・未来は、バリアフリーが行き届いたわけではなく、マイノリティーに優しくもなく、精神的な発達の段階は21世紀並みか〜と想像すると、旧世代としてはちょっと寂しい…。「ドラ○もん」の時代はどこえいった?
けれども、「ツバサに優しくない世界」と言い切るには、性急か。そもそも、ツバサの存在自体、「初めて」或いは「久しぶり」であろうから…。彼女一人だけのために、社会が変わる可能性が極めて低いのは、また現代も同じ。
それでも、種の多様性を受け入れることによって、この地球は生命を繋いできた。ツバサの存在も種の多様性の一部。そして、レンとの出逢いが、ツバサの存在意義を、一層複雑かつ重要なものにしていきそう…。
諦め、達観することで自分を護ろうとするヒロインを描かせたら、天下一品のsora 先生が、また新しい世界観で、私たち読者を楽しませてくれそうです。未来の人類の叡智とsora 先生を信じ、期待を込めて、星5です。
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