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顔プイ男子のルーツはここに?
「勘違い妻は騎士隊長に愛される。」のヒーロー、ヴォルク・レグナガルドの両親の物語です。
それにしても、あの照れ屋で無愛想で、顔プイヴォルクの父親が、こんな脳筋男だったなんて…。愛した相手のためなら、国も王様も、自分の命さえも関係ない、名付けて、溺愛押しの一手KY男!こんなのに見込まれたら、静かに波風立てずに生きてきた、生き残りの魔女エレニーだって、絆されないわけにはいかないよね。
そのエレニーは、ヴォルクの母親。彼女は、東国の魔女の生き残りだけあって、逞しくはっきり物申すタイプ。やっぱりヴォルクとは、タイプが違う。う〜ん、親子って似て非なるものなんだね。
そんな二人の馴れ初めと結ばれるまでの物語、最後はちょっと急ぎ過ぎた?どうしてヴァルフェンは、そこまでエレニーのことを好きになっちゃうの?等、ツッコミどころはそれなりにありますが、そこはヴァルフェンの溺愛っぷりに免じて、見て見ぬふりを…。レグナガルド一族による「勘違い」シリーズ第二弾(世に出た順番は逆ですが)、「勘違い妻〜」と合わせて読むことをおすすめします。
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