【ネタバレあり】マンガ 大地の子のレビューと感想

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  1. 評価:5.000 5.0

    懐かしい

    子どもの頃 ドラマを すごく入り込んで観ていた記憶が残っていて
    未だに時々『もう一回観たいな』と思っていた作品なので迷わず読み始めました。

    内容はうろ覚えだったけれど、
    ドラマの最終回で
    上川隆也さんが 雄大な自然を見ながら『大地の子です。』と言っていたシーンだけはしっかり覚えていて
    漫画でそのシーンをまた観ることができて嬉しかった。

    戦争の悲惨な歴史を知ることができる貴重な作品です。是非読んでほしい。

    • 11
  2. 評価:5.000 5.0

    名作‥!

    初回からドラマを見て、原作も何度も読んだ作品で、
    思い入れがあります。
    まさか漫画でしかも無料連載でお目にかかれるとは
    思っていなくて、毎日楽しみに無料で読みました。
    一心が妹あつこと再会するところから胸が熱くなって、ラスト3話前まで課金して一気に読み進めてしまいました。

    一心は第二次世界大戦後の中国残留戦災孤児として育ち、日本人であることで、幼い時から中国で大変な辛苦を負わされます。しかし、本人のとびきり優れた資質と中国での養父母の深い慈愛や心ある友人達などに助けられながら、中国の公務員としての職を得、中国人としての幸せをつかんでいきます。
    思いがけない妹あつことの再会、そして悲しすぎる別れ、会うことは無いだろうとあきらめていた日本の実父との再会。日本の父は戦争ですべての家族を失った悲しく寂しい人格者。
    中国の養父母は命をかけて一心を守り爪に火をかざすような暮らしの中で良い教育をとひたすら慈愛に満ち、一心を育てます。

    ラスト実父との初めての旅で、中国の雄大な山河の
    景色の中で、私は中国の大きな自然の中で育った
    大地の子です、という一心の実父への日本への訣別の
    言葉を語るシーンは、ドラマのシーンが鮮やかに蘇り涙が溢れて止まりませんでした。
    絵も原作に合ったやさしく透明感のある素朴な絵柄で
    とても良かったです。絵柄が原作に合っている点も
    素晴らしく、感動いっぱいに読めました。
    めちゃコミ中で1番のおすすめ作品です。

    • 8
  3. 評価:5.000 5.0

    子供の頃、中国残留孤児の方々が日本に帰国し家族に再会するというニュースをTVでよく観ていました。
    中国残留孤児になるまでの歴史的背景、生き別れになるまでの悲しく辛い経緯をこの作品で改めて思い知りました。
    というのもニュースでは「何処どこで生き別れ…」とあっさり伝えられていたので。
    いや、子供だったからあまり理解できていなかったのかもしれません。
    でもその当時の中国の経済・政治の遅れは子供ながらに感じていました。

    ドラマ化もされた作品だったのですね…
    機会があったら一度ドラマと原作の両方を見てみたいと思います。

    • 7
  4. 評価:5.000 5.0

    こんな大作

    全話無料なんて、読まずにはいられません。
    山崎豊子さんの小説は好きですが、大地の子はまだ原作読めてなくて、偶然めちゃコミで漫画バージョンを発見して、コツコツと読破しました。
    結論、やはり丁寧な取材や下調べから書き起こしている手法は相変わらずで、最後まで惹き込まれました。
    題名に相応しいラストシーンはホントにグッときました。
    私には経験のない想像するしかない太平洋戦争を経て、国を跨ぎ、色々な人の運命が狂い、そんな人生を背負って賢明にひたすらに前を向いて生きる。
    主人公一心の信念や生き様は、今でも色褪せず、とても心に響きました。
    ありがとうございました。

    • 1
  5. 評価:3.000 3.0

    冒頭から読んで思った事。

    中国がおかしくなったのは、毛沢東が主席になってからな感じがします。独裁国家体制は今でも続いてます。中国が自分等に取って都合の悪いニュースは国民が閲覧できなくなるようにしたり。
    ただ、上の御偉いさんの独善的なやり方に類が及んでくるのは下っ端の国民なんですよね!それって今も昔も変わってないです。中国に当てもなく残された日本人の残留孤児が中国人達の鬱憤の捌け口に利用されたのは切ないです。
    作者さん自身も取材していて切なかったと述懐してましたし。
    今でも、今度はロシア国民が標的にされてるし。
    こんな事終わりにしたいです。日本政府は勿論ですが、ロシアやアメリカの御偉いさんにも読ませたいです。

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    山崎豊子さんの作品

    山崎豊子さんの小説「大地の子」の漫画化作品です。小説・ドラマ共に大好きで繰り返し読み直しているほどなので正直どのぐらいひょうげんされているかな?と半信半疑で読み始めましたがそんなものは心配不要で小説とドラマとの雰囲気を崩さずしっかりと描いてくれてました(キャラはドラマ版に寄せてくれていた)。

    小説版とドラマ&漫画ではあつ子(主人公の妹)の扱いの違いで特に現実とメディアで表現出来るものの差がハッキリと出ています。気分の良いエピソードではありませんが、それも含めてこの漫画を読み終えたら小説にもトライしてみて欲しいです。コメント欄を読んでいると小説、ドラマ共にリリースされてから時間が経っているからか初見の人が多いような気がしました。この漫画も小説・ドラマもどちらも良い(政治的な部分ではなく)のでこの作品を良いと思った方はそちらにもチャレンジしてみて下さい。山崎豊子さん読みやすいですよ!

    ドラマ版は主人公の陸一心は上川隆也さん、滅茶苦茶長文の中国語の台詞を山ほど使われるのですが、当時その全てを歌のように丸暗記していたとエピソードを語っておられました(迫真の演技)、日本の父の仲代達矢さんの味もすごく良かった。そしてはずせないのが陸一心の父親陸徳志中国人俳優の朱旭さん。もうこの方のお父さん役(息子を思う親の心)には涙腺なんてもの意味がないです。

    長くなりましたが、この作品をおすすめします!

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    日本は二度と戦争しないで下さい!

    「大地の子」テレビも見なかったので、読めて良かったです。ただ読んでいると、中国が悪いように書かれている所もあり、私としては残念でした。
    私の両親も子どもの頃、家族と共に「旧満州」の地に「開拓団」として渡っています。今まで人が住んでいた家に入り、今まで人が耕していた畑を耕して、子どもながらに変なの、と思ったそうです。今まで中国の人達が暮らしていた所に、安く買い上げたかどうしたのか、出て行ってもらって、そこに入ったんだと晩年語っていました。
    敗戦時は、隣の「開拓集落」と一緒に、川に入水自決を決めて、行列をなして川に向かったそうです。先頭の人達が膝位まで川に入った時、一人の中国人が馬で駆けつけ、「日本人の命は保証する!戻れ!」と止めてくれたそうです。
    「それで助かったんだ」と父は語っていました。それがなかったら、私も命を授かる事はなかったなぁと思います、
    訪中した時に、通訳の方にその話をすると、「日本人の自決は、中国人、理解できないよ。何で上の人に死のう!と言われたら、みんな死ぬの?」と言われました。命を大事にするんだな、とつくづく思いました。
    たくさんの養父母が、日本人孤児を育ててくれました。ありがたい事です。その事を知らせてくれる作品としては、良かったです。
    日本は侵略した国だという事を、私たちは忘れてはならないと思います。そして、それを後世に伝えて行く事は大事な事です。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    本を読み、ドラマを見た上での漫画の感想は、展開早いなっと。でもそのくらいサクサク進む方が頭に入りやすくて良いのかもしれません。

    まだ松本の父には死亡したものだと思われているところまでしか読めてませんが、この先あつ子と一心の再会とあつ子が中国人家族からされた事を訴える場面の描写がどうなるか、とても気になります。
    (本では、家族からあつ子への扱いがあまりに酷く、ドラマを製作する際中国側からクレームが来て変更されていたので)

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    辛すぎて読めない、けど史実だから読む

    どの国にも、慈悲深い人もいれば、冷酷になれる人もいて、同じだなぁと改めて実感。特に集団になると歯止めが効かない。そんな中でも、どの国にも優しさを持ち続ける人もいるから、、、
    国で分けて差別し合うのは本当に愚かなこと。歴史に学んで、もうみんなが気づいてほしいーー!まだまだ現代でも、差別はなくなっていない。

    • 3
  10. 評価:4.000 4.0

    せつない

    テレビドラマ、本で見ました。
    苦しいけれど救いはある。。
    読むのは、苦しく重くて、覚悟しないとどっぷりその世界にのまれてしまうかも。。ぐらいのリアルさがあります。
    でも、事実としてあったこと、そしてそのことが過去のことではなくて、また繰り返されている事実もあるということ。
    何不自由なく生きている私たちこそ、知らなければならないことだと思います。

    • 3
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