中身が異なるレアケース?!
転生ものにもいろいろあるけれど、主人公の現在の性と転生前の性とが一致しないケースは、結構珍しい。だからこの作品、セレティナがヒロインなんだけれど、ん?ヒロイン?ヒーロー?どっち?って感じることが、多々ある。まさに、漫画界のLGBTQ提言作品かも?ですね。
魂がオルトゥスなので、セレティナがどんなに可愛い服を身に着けていても、美少女に見えないのが不思議。中性的っていうか、むしろアンドロイド?それを言ったら、セレティナ以外の登場人物も無機質な印象で、油断すると誰が誰だか分からなくなってしまう。うん、髪型の違いで人物を描き分けようとする少女漫画とは、また少し違う意味で、悩ましい問題かも…。
少女漫画なら、最強の騎士となるセレティナの成長を見守って…となるのでしょうが、このヒロイン、気概だけは一丁前だけれど、なかなかすぐには、使い物になりそうにはありません。結構進みがゆっくりだし…。少年漫画の話のスピードって、案外こんな感じなのかな?
当面は、セレティナがいつオルトゥスとしてカミングアウトするのか、あるいはしない道を選ぶのか、そのあたりが興味の対象。この中身が異なるレアケース、何だかんだ言っても、続きが気になります。
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