5.0
シリーズ一気読みしました
こういう書き方も不快に思われる方もいるかもしれないけど、生まれつきの人と、途中からなった人とは同じ病名の障害でも考え方は違うと思う。
「あの日までは」見えてたものが、聞こえていたものが、歩けていたのに…など、
「途中」からでは恐怖と強い絶望感でしかないと思う。
健常者同士であっても「寄り添いかた」も「優しさ」も加減は難しい。
「思いやり」も取り方によっては「お節介」になる。
「歩み寄り方」はやはり当人同士が伝え合わなければ理解できない。
例え喧嘩したとしても相手が大切な人ならば諦めずに自身の思いを伝えていくことが大事。
本人じゃないし健常者が「理解する」のは難しくても、お互い「居心地の良い」関係になれるような努力はできると思う。
片方だけが思い悩むことじゃない。
伝える事を諦めるから誤解が生まれる。
この人には分かってもらいたいと思うならば遠慮する必要なんてない。
「傷付けたくない」「傷付きたくない」と思えば思うほど言えないことが増えてスレ違いや勘違いが生まれる。ほんと人間関係って難しいよね。
読めば、きっと誰もが思い当たるところがあって反省する点が沢山あると思います。
「障害者」だけの話ではない。「ひと」として、考え深く勉強になりました。
読後、優しい心が芽生えます。
評価も高く前々から気にはなってキープしてたけど、シリーズ化してるし話数みて長いお話だなあってイメージで後回しにしてたけど、なんで早く読まなかったのかと後悔しました。
どうしてカテゴリ社会系じゃなくてBL枠なんだろう?私の偏見なんだけどBL枠だとエロいイメージが強くて(別にエロいの嫌いなワケじゃないけども…寧ろ大好物笑)このストーリーも勝手にそう思い込んでいてレビューも見ずに長いこと誤解して放置してました。
二人の関係このままでもいいという思いもあるけどBLというならば、もっと濃いラブラブな二人もみてみたい!っていうのも本音。笑
身近に「障害」の方がいなくても「世の中には様々な事情を抱えた人がいる」「これから出会う大切な人」として考えるキッカケになると思う。
多くの方に読んでいただきたいなと強く願います。
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