5.0
学生時代は超優秀と言われていた五色の魔法師アレク。給与優先で選んだ宮廷魔法師という職業は、身分社会で平民アレクが認められにくい職場だった。
随行する王子を支えるため得意ではなかった補助魔法を覚え、相手をたてるために地味で発動の早い魔法ばかりを多用し…
本来の力を出すこともできず、能無し呼ばわりされたアレクはクビを宣告され追放されます。
抑圧され続けた3年間が、伝説と呼ばれたかつての仲間のパーティに戻ったあとも意図せず顔を出します。そんな癖をメンバーに指摘され、気づきに向かっていく姿勢がリアル。
それでも前を向いて、圧倒的な力で魔物を倒していく爽快感。お互いを認め合えるチームの大切さが伝わってきます。
王子(様はつけたくない)は早くざまぁされやがれくださいませ。
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