3.0
ネタバレ注意です。
影で行われるルカからの嫌がらせと
それに負けない朱莉、
ファンである紘人くんとの信頼関係が
物語の大半を占めていて
ていねいに描かれていた。
途中までは。
しかしラストに向かうにつれて
話の進み方が急に駆け足になった。
ルカがボロを出して本性がバレてから、
その後についても
説明のみで省略されてるし
意外にあっけらかんと終幕。
自分が人にしてきたことが
ぜんぶ自分にはね返ってきて、
払った代償の大きさを
身に染みて思い知る
ルカについても
もっと知りたかったし、
制裁されて失脚するまでの様子も
きちんと描かれてほしかった。
全8話では収まりきれず
仕方ない部分もあるかもしれないけど、
なんだかラストは少し不完全燃焼でした。
救いだったのは
朱莉が再スタートできたことと、
紘人くんという
理性のある紳士的なファンが
変わらずに朱莉を見守っていてくれたこと。
ラストにかぎっていえば
消化不良な部分と
物足りなさは多少残るけど、
途中までは面白く読めました。
一応ハッピーエンドなのも
よかったと思いました。
あくまで個人的な感想です。
- 1